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またたびものっ!

「…ありぇ?…おきゃすいなぁ…」
歩きに歩いて…たどり着いたのは閑散とした雰囲気の住宅街…。
確かにかつて店舗があった様子はあったが、明らかに閑古鳥がないていた…。
「おや?…この辺じゃ見掛けない顔のアンドロイドだな…」
地元のおじさんが様子を見て声を掛けて来た…。
「…さるわぁ人形よん!
あにょぅ、きょの辺に…商店街無きゃっられすきゃ?」
彼女がそう尋ねると、おじさんは少し驚いた様な顔をして…
「そんなの半世紀以上も前の事だよ…
おじさんが若い頃にはもうすっかりこの辺りも寂れていたし…」
と言う。
「…御主人様のトリャンキュり入っれら地図間違ぎゃえれちゃにょきゃちょ思っら…。」
彼女の地図を覗いておじさんは笑う。
「…ははは…随分古いねぇ、骨董品な本と地図だな…大事にしな!」
おじさんは笑いながら行ってしまった。

「…」
頼りの無くなってしまった人形は、しばらく立ちつくしていた。
「きょれきゃら…どすぃよ…きゃ…」
そんな悪い間を突いてなのか、怪しげな人物が彼女を手招きする。

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