見た目は若干なよっちいが…まあ悪くない我が息子…。
そこそこの長身に銀髪紅眼…女の子の様な細身の身体に整った顔…。
黙って座らせとけばモテるかもしれないが…性格がなぁ…微妙過ぎ。
他の私の子供達に比べたら…本当、マザコンだし…泣き虫だし…良い所なんてあるのかっ…。

「うるさい！…早く寝なさいって行ったでしょ！
…情けないわねっ！たくもぉ…」

不出来な息子を睨みつけながらも…朝から不甲斐ない気持ちである。

「だってぇ…ママ！！」
奴は何か言い訳しながら…走って突っ込んでが…！

「わあっ！」

勢い余って前につんのめる！

…ぐにゃ…

そのまま奴のあんよが、アンディの前足にクリーンヒットした！

「………！ガアッァアアア！」

痛みで、暴れ出すアンディに手綱を制御しきれず振り回される！

「！…ちょっとじっくん！…なっ…何て事すんのよっ
…うわわわぁ！」

アンディはそのまま廊下を爆走し始めた！