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最強女神異聞

再び大通りがざわめきだした。
しかし今度は人々が散り散りになり道の端に避けている。

「何見てぇんだあこらぁ!」

「けっ!しょっぼい街だぜ相変わらず」

柄の悪いその筋と思われる男達が4,5人で大通りを突き進んで来た。
最近頻繁に街に来て住民を困らせているチンピラである!

「あいつらまた来やがったなぁ!」

子分達が止める間も無く未璃は奴等の前に駆け出した。

「親分ーんっ!!」

後ろからジョーとガイは叫んだが…遅かった。

「また嫌がらせか?」

と未璃はチンピラを睨み付け、道を塞ぐように立ちはだかる。

「こっ!この間のガキ…あの時はよくもヤリやがったな!!」

多少動揺しながらもチンピラどもは未璃を囲んで睨み付けた。

「またボコされに来たのかぁ?何人来ようが同じだぜ!!ヘナチョコども」

挑発する未璃。
両者の間にはただならぬ因縁がある様である…。
一触即発…ガンを飛ばしあいお互い一歩もひかない。
不安げに様子を見る子分と通行人達。

「ととっと失せろ。屑共…街から出て行け」

低い声で呟く未璃。

「ガキィ!言わせておけばぁ!!」

キレたチンピラが未璃の胸ぐらに手を伸ばす。
…が!
背を軽く反らしてスイッと未璃はかわした。
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