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最強女神異聞第一話…旧所続き

「ハゲ!」
次の瞬間ある人物の放った言葉に皆驚いて集中する。
「放せって言ってんのよこのスケベハゲ!」
どキッパリとそう言い放ったのは謎の美女だった…。
「なっ、なんだとこのアマ!」
怒りに額をピクピクさせながらチンピラが彼女を睨みつけた。
「こんな事してマジかっこわるぅ…」
美女はさらに相手を挑発し続ける…。
「馬鹿!刺激すんなっ!」
未璃も声を荒げてそう叫んだが…
「だって明らかにこいつら馬鹿ぢゃん!」
美女はついにそこまで言ってしまった…。
「がぁ!…こんのアマぁ!」
彼女を押さえていたチンピラが、持っていたナイフを高く振りかざす!
「やめろぉ!」
未璃が悲鳴の様に叫んび、皆も息を飲んだその瞬間だった。

…ボフッ!

急に粉の様な物が広がり視界が無くなる…。
辺りに何かまかれた様だ…。
息を吸い込むと激しくむせてしまう。
大通りはパニックになった!
チンピラ達の包囲も当然崩れる。
「なんだ…これ…ごほごほ…」
むせる未璃の手を誰かが引っ張った。
「親分こっちっす!」
ゴーグルをつけて視界を確保した子分…ガイが未璃を引っ張って裏路地に誘導する…。
一瞬何が起きたのかさっぱり分からなかったが、取りあえず危機は脱した様だ…。

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