romance
その日は、最悪の日だった。
じっくりとお膳立てをした仕事が、理屈の通じない馬鹿のせいでおじゃんになって、結局は腕力で解決するしかなくなった。
殴られたし、その何倍も殴った。
バーボンはシャワーを浴びながら、傷んだ拳を洗い流した。骨の部分の皮膚が破れて滲んだ血が、洗われて、排水溝へと流れていった。
痛みは感じない。だが、胸糞悪い感触が残っている。
「はぁ」
重い溜息を吐く。
コンコンコン
同時に浴室のドアがノックされた。
「大丈夫か?寝てないだろうな?」
男の声だ。知ってる男の声だ。低くて、滑らかで、高い酒みたいにとろりとした声。
「起きてる」
バーボンは、男のことを思い出し。自分のことも思い出す。
彼は、連絡役の捜査官だ。FBI所属の赤井秀一。
「ちょっと怪我して」
大した怪我ではないと、そう言おうとしたが、言葉の途中で浴室のドアが開けられた。
「怪我はどこだ?」
「ちょっと、手を擦りむいただけです」
「見せてみろ」
赤井はシャワーに濡れるのも気にせずに浴室へと入ってきた。
「濡れますよ」
「気にしないさ。ほら見せてごらん」
それから、バーボンの濡れた手を取り、両手で優しく包み、じっと見つめた。
「殴ったのか」
「…えぇ」
流した血が、また傷口から滲んでいた。
「手当しよう。ほら、出ておいで」
「ん」
赤井はバーボンををタオルで包み、抱っこするみたいにベッドまで運び、丁寧に怪我を手当した。こんなに丁寧に扱われたことはない。まるでお姫様みたいな扱われ方だ。
「いつ来たんですか?」
「さっき着いたところだ」
この男とは、月に何度か、こうして密会を重ねていた。今日も、その日だ。
だが、赤井とは恋人同士ではない。
バーボンは潜入中の捜査官で、赤井はそれの連絡役。ただ、それだけ。
「上手く殴ったな、少し皮が剥けただけだ。顔は綺麗だが、殴られなかったのか?」
赤井は、傷口に触れないようにそっと水気を拭った。それから、用意してきていた軟膏を塗る、そっと、擽るような柔らかさで。
「腹に一発」
バーボンは言った。
「ほぉ、君のボディに入れたのか」
「ガードの上からでしたけど、中々のパンチでした」
会話を続けているうちに、自分の使命を思い出していく。
バーボンは、本当の自分ではない。本当の自分、それは警官だ。警察官の降谷零だ。バーボンとは、降谷の潜入用の名前。
降谷は、もう五年、暗殺組織に潜入している。当然のように、何度も危ない橋を渡ってきた。
死を覚悟したことも何度か。しかし、それをギリギリで乗り越えてきた。
数ヶ月前、同じく潜入中の本堂が組織を抜けた。彼女は、捜査官だと露見して消されるところだった。そこを命懸けで逃げ出したのだ。生き延びたのは素晴らしい。だが、それは、降谷に伸し掛かる重圧が増したという事でもあった。
残ったのは、降谷一人きりだ。失敗はできない。
そのタイミングで日本警察とFBIの捜査協力が正式に決まった。
『君は、もっと深く潜る必要がある』
危うい立場の降谷に、赤井が新たな連絡役になると申し出た。
『いいか?嘘を吐くな。君はバーボンだ。残虐ではないが冷淡で強かな男だ。優秀な探り屋で、情報を得る為には汚い手も使う。そういう人間だ。バーボンとして生きるんだ。降谷零という正義漢のことは忘れろ』
赤井は、降谷に、バーボンとして生きろと言った。
『わざわざ情報を盗むな。君の手元に集まる情報があの組織の全てだ。上層部の連中の間を器用に立ち回って、上手く良い椅子に座るんだ』
自分を捨てて悪党そのものになる。難しい事のようだが、降谷が不安なのはそこではなかった。
なりきれてしまうと、そう思ったのだ。
バーボンそのものになろうと思えばなれてしまう。
『心配ない。君のことは全部、俺が覚えている。俺が君に思い出させてやる。降谷零という男の事を』
降谷が恐れることを赤井は理解した。そして、だからこそ、彼が連絡役を買って出たのだ。
『君を決して死なせない』
赤井の導きで、バーボンは、より深く潜り込んだ。精力的に仕事をこなし、暗殺組織に多大な利益を齎した。
組織内の幹部たちが自分の手元に置きたいと取り合うまでに、信頼を得た。
代償に、降谷という人間は、何処か遠くへと行ってしまった。たまに、自分がどっちか分からなくなる。赤井は、その降谷を呼び戻してくれる唯一の人だ。
「痛むか?」
傷に薬を塗りながら、赤井が聞いた。
「いえ」
降谷は答えた。
「酷い顔をしている。辛いか?」
「いえ」
これは本心だった。辛いとも思わない。ただ、恐ろしい。どこまでもダークサイドに染まることができる自分が恐ろしい。
このまま、バーボンとして悪の道を進んだら、きっと、戻れなくなる。
「大丈夫だ。君とバーボンは違う」
思い詰める降谷に、赤井が言った。
「この頃、違いが顕著になった。あいつと君では顔付きから違う。他人にしか見えない」
「でも、バーボンも僕です」
「あぁ。だが、君の知り合いがバーボンとすれ違っても、よく似た別人だと思うだろう」
男の指が降谷の目元に触れた。こんな急所に触れるのを許すのは、一人だけだ。撫でられるのに任せて、降谷はそっと目を閉じる。
きっと、目の下には隈ができている。それを温めるように、赤井の指が撫でていく。
「あいつは、高慢で冷酷だ。顔にそれが表れてる。美しいが、それ故に近寄り難い。氷の彫像のような男だ」
「僕は?違う?」
「君は、とても、可愛い」
馬鹿げた言葉には、思わず笑った。だが、赤井は笑わなかった。
「無鉄砲なところは良くない。でも、それも魅力的だ。子猫みたいに好奇心が旺盛で、いつも目がキラキラ輝いている」
「本当に?」
「あぁ。バーボンみたいな暗い目はしない」
降谷は目を開ける。目の前では、赤井が甘く微笑んでいた。
「君は俺に生意気な顔をして俺に突っかかってくるだろ?それも可愛い」
「なんだよ、それ」
「子猫が噛み付いてくるみたいでな、つい揶揄いたくなる」
「子ども扱いして」
「大人扱いしても?」
手の甲を手当てしていた手が、手首をするりと撫で上げた。
「…駄目です」
降谷は答えた。こんな際どいやり取りの度に、降谷はそう言う。赤井のそれが、本気かどうか分からないからだ。こんな甘い言葉も、降谷を現実に繋ぎ止める為の戯れかもしれない。
「嫌ではなく、駄目か」
「意地の悪い聞き方しないでください」
実際、大人扱いしてもらえるほど世慣れてもない。思えば、この年まで恋人と呼べる人も居ない。色事の何も分かってない。男の言葉や態度が、真実の愛なのか、それとも、仕事の一環なのか、区別もつかない。
それでも、降谷は、本能で男の手を取り手首だけでなく、肩や首を撫でて欲しいと促した。
「こんな風に甘えるのは、俺にだけだろう?」
「甘えてない」
猫のように撫でられながら、降谷は強がりを言った。
「さぁ、ベッドに入って。眠れてないんだろ?」
「うん」
「君が眠るのを見守ってるから、安心して眠ってくれ」
赤井は裸のまんまの降谷をベッドに押し込んだ。
「…一緒に寝てくれないんですか?」
口元まで毛布を掛けられ、降谷は側の男に問いかけた。
「シャワーがまだなんだ。待っていてくれるか?」
「そのままでいいから」
手を取り、引っ張る。
「君は綺麗好きだろう?」
「今日は、我慢してあげます」
赤井は溜息を一つ吐いて、濡れた服を脱ぎ捨て、降谷のベッドに入ってきた。
暖かくてみっちりした肉体の感触が、泣きたくなるほどに心強かった。
降谷はその逞しい体を抱きしめて、自分を曝け出せる安心感に浸る。ずっと張り詰めていた神経が緩む。
もう少し触って欲しくなって、唇を尖らせた。
「キスして」
「いいのか?」
「うん」
チュッと可愛い音を立て、キスが唇に弾けた。
一瞬だ。
「ちゃんとしたの、してください」
「恋人みたいに?」
赤井は揶揄うように笑った。
「恋人みたいに、しては、ダメですか?」
「いや、少しもダメじゃないさ」
今度は、粘膜が触れ合うようなキスだった。うっとりと目を閉じると、男の厚い舌が降谷の口の中を愛撫して、気持ちよくしてくれた。
甘い恋人みたいなキスだった。
「来月、ラムが欧州に向かいます、お気に入りのチェリストの演奏を聴きに。勿論、それは表向きで…」
言葉は途中で赤井の人差し指に遮られた。
「仕事の話は明日にしよう」
それから降谷の髪を撫でて、頬を撫でて、瞼を撫でた。
「目を閉じて」
降谷は目を閉じる。
「本当に側に居てくれますか?」
「あぁ、勿論」
目を閉じた途端に、眠りがそこまでやって来て、降谷はぼんやりと心地よさに揺蕩う。
「君を危険なゲームに巻き込む男を許してくれ」
もう、はっきりとしない意識に、男の声がした。
「愛してるよ」
最後に聞こえたのは夢か現か。
降谷の願望が聴かせた幻か。
どちらでも構わない。降谷は夢の中で「僕も愛してる」とそう答えたのだった。
じっくりとお膳立てをした仕事が、理屈の通じない馬鹿のせいでおじゃんになって、結局は腕力で解決するしかなくなった。
殴られたし、その何倍も殴った。
バーボンはシャワーを浴びながら、傷んだ拳を洗い流した。骨の部分の皮膚が破れて滲んだ血が、洗われて、排水溝へと流れていった。
痛みは感じない。だが、胸糞悪い感触が残っている。
「はぁ」
重い溜息を吐く。
コンコンコン
同時に浴室のドアがノックされた。
「大丈夫か?寝てないだろうな?」
男の声だ。知ってる男の声だ。低くて、滑らかで、高い酒みたいにとろりとした声。
「起きてる」
バーボンは、男のことを思い出し。自分のことも思い出す。
彼は、連絡役の捜査官だ。FBI所属の赤井秀一。
「ちょっと怪我して」
大した怪我ではないと、そう言おうとしたが、言葉の途中で浴室のドアが開けられた。
「怪我はどこだ?」
「ちょっと、手を擦りむいただけです」
「見せてみろ」
赤井はシャワーに濡れるのも気にせずに浴室へと入ってきた。
「濡れますよ」
「気にしないさ。ほら見せてごらん」
それから、バーボンの濡れた手を取り、両手で優しく包み、じっと見つめた。
「殴ったのか」
「…えぇ」
流した血が、また傷口から滲んでいた。
「手当しよう。ほら、出ておいで」
「ん」
赤井はバーボンををタオルで包み、抱っこするみたいにベッドまで運び、丁寧に怪我を手当した。こんなに丁寧に扱われたことはない。まるでお姫様みたいな扱われ方だ。
「いつ来たんですか?」
「さっき着いたところだ」
この男とは、月に何度か、こうして密会を重ねていた。今日も、その日だ。
だが、赤井とは恋人同士ではない。
バーボンは潜入中の捜査官で、赤井はそれの連絡役。ただ、それだけ。
「上手く殴ったな、少し皮が剥けただけだ。顔は綺麗だが、殴られなかったのか?」
赤井は、傷口に触れないようにそっと水気を拭った。それから、用意してきていた軟膏を塗る、そっと、擽るような柔らかさで。
「腹に一発」
バーボンは言った。
「ほぉ、君のボディに入れたのか」
「ガードの上からでしたけど、中々のパンチでした」
会話を続けているうちに、自分の使命を思い出していく。
バーボンは、本当の自分ではない。本当の自分、それは警官だ。警察官の降谷零だ。バーボンとは、降谷の潜入用の名前。
降谷は、もう五年、暗殺組織に潜入している。当然のように、何度も危ない橋を渡ってきた。
死を覚悟したことも何度か。しかし、それをギリギリで乗り越えてきた。
数ヶ月前、同じく潜入中の本堂が組織を抜けた。彼女は、捜査官だと露見して消されるところだった。そこを命懸けで逃げ出したのだ。生き延びたのは素晴らしい。だが、それは、降谷に伸し掛かる重圧が増したという事でもあった。
残ったのは、降谷一人きりだ。失敗はできない。
そのタイミングで日本警察とFBIの捜査協力が正式に決まった。
『君は、もっと深く潜る必要がある』
危うい立場の降谷に、赤井が新たな連絡役になると申し出た。
『いいか?嘘を吐くな。君はバーボンだ。残虐ではないが冷淡で強かな男だ。優秀な探り屋で、情報を得る為には汚い手も使う。そういう人間だ。バーボンとして生きるんだ。降谷零という正義漢のことは忘れろ』
赤井は、降谷に、バーボンとして生きろと言った。
『わざわざ情報を盗むな。君の手元に集まる情報があの組織の全てだ。上層部の連中の間を器用に立ち回って、上手く良い椅子に座るんだ』
自分を捨てて悪党そのものになる。難しい事のようだが、降谷が不安なのはそこではなかった。
なりきれてしまうと、そう思ったのだ。
バーボンそのものになろうと思えばなれてしまう。
『心配ない。君のことは全部、俺が覚えている。俺が君に思い出させてやる。降谷零という男の事を』
降谷が恐れることを赤井は理解した。そして、だからこそ、彼が連絡役を買って出たのだ。
『君を決して死なせない』
赤井の導きで、バーボンは、より深く潜り込んだ。精力的に仕事をこなし、暗殺組織に多大な利益を齎した。
組織内の幹部たちが自分の手元に置きたいと取り合うまでに、信頼を得た。
代償に、降谷という人間は、何処か遠くへと行ってしまった。たまに、自分がどっちか分からなくなる。赤井は、その降谷を呼び戻してくれる唯一の人だ。
「痛むか?」
傷に薬を塗りながら、赤井が聞いた。
「いえ」
降谷は答えた。
「酷い顔をしている。辛いか?」
「いえ」
これは本心だった。辛いとも思わない。ただ、恐ろしい。どこまでもダークサイドに染まることができる自分が恐ろしい。
このまま、バーボンとして悪の道を進んだら、きっと、戻れなくなる。
「大丈夫だ。君とバーボンは違う」
思い詰める降谷に、赤井が言った。
「この頃、違いが顕著になった。あいつと君では顔付きから違う。他人にしか見えない」
「でも、バーボンも僕です」
「あぁ。だが、君の知り合いがバーボンとすれ違っても、よく似た別人だと思うだろう」
男の指が降谷の目元に触れた。こんな急所に触れるのを許すのは、一人だけだ。撫でられるのに任せて、降谷はそっと目を閉じる。
きっと、目の下には隈ができている。それを温めるように、赤井の指が撫でていく。
「あいつは、高慢で冷酷だ。顔にそれが表れてる。美しいが、それ故に近寄り難い。氷の彫像のような男だ」
「僕は?違う?」
「君は、とても、可愛い」
馬鹿げた言葉には、思わず笑った。だが、赤井は笑わなかった。
「無鉄砲なところは良くない。でも、それも魅力的だ。子猫みたいに好奇心が旺盛で、いつも目がキラキラ輝いている」
「本当に?」
「あぁ。バーボンみたいな暗い目はしない」
降谷は目を開ける。目の前では、赤井が甘く微笑んでいた。
「君は俺に生意気な顔をして俺に突っかかってくるだろ?それも可愛い」
「なんだよ、それ」
「子猫が噛み付いてくるみたいでな、つい揶揄いたくなる」
「子ども扱いして」
「大人扱いしても?」
手の甲を手当てしていた手が、手首をするりと撫で上げた。
「…駄目です」
降谷は答えた。こんな際どいやり取りの度に、降谷はそう言う。赤井のそれが、本気かどうか分からないからだ。こんな甘い言葉も、降谷を現実に繋ぎ止める為の戯れかもしれない。
「嫌ではなく、駄目か」
「意地の悪い聞き方しないでください」
実際、大人扱いしてもらえるほど世慣れてもない。思えば、この年まで恋人と呼べる人も居ない。色事の何も分かってない。男の言葉や態度が、真実の愛なのか、それとも、仕事の一環なのか、区別もつかない。
それでも、降谷は、本能で男の手を取り手首だけでなく、肩や首を撫でて欲しいと促した。
「こんな風に甘えるのは、俺にだけだろう?」
「甘えてない」
猫のように撫でられながら、降谷は強がりを言った。
「さぁ、ベッドに入って。眠れてないんだろ?」
「うん」
「君が眠るのを見守ってるから、安心して眠ってくれ」
赤井は裸のまんまの降谷をベッドに押し込んだ。
「…一緒に寝てくれないんですか?」
口元まで毛布を掛けられ、降谷は側の男に問いかけた。
「シャワーがまだなんだ。待っていてくれるか?」
「そのままでいいから」
手を取り、引っ張る。
「君は綺麗好きだろう?」
「今日は、我慢してあげます」
赤井は溜息を一つ吐いて、濡れた服を脱ぎ捨て、降谷のベッドに入ってきた。
暖かくてみっちりした肉体の感触が、泣きたくなるほどに心強かった。
降谷はその逞しい体を抱きしめて、自分を曝け出せる安心感に浸る。ずっと張り詰めていた神経が緩む。
もう少し触って欲しくなって、唇を尖らせた。
「キスして」
「いいのか?」
「うん」
チュッと可愛い音を立て、キスが唇に弾けた。
一瞬だ。
「ちゃんとしたの、してください」
「恋人みたいに?」
赤井は揶揄うように笑った。
「恋人みたいに、しては、ダメですか?」
「いや、少しもダメじゃないさ」
今度は、粘膜が触れ合うようなキスだった。うっとりと目を閉じると、男の厚い舌が降谷の口の中を愛撫して、気持ちよくしてくれた。
甘い恋人みたいなキスだった。
「来月、ラムが欧州に向かいます、お気に入りのチェリストの演奏を聴きに。勿論、それは表向きで…」
言葉は途中で赤井の人差し指に遮られた。
「仕事の話は明日にしよう」
それから降谷の髪を撫でて、頬を撫でて、瞼を撫でた。
「目を閉じて」
降谷は目を閉じる。
「本当に側に居てくれますか?」
「あぁ、勿論」
目を閉じた途端に、眠りがそこまでやって来て、降谷はぼんやりと心地よさに揺蕩う。
「君を危険なゲームに巻き込む男を許してくれ」
もう、はっきりとしない意識に、男の声がした。
「愛してるよ」
最後に聞こえたのは夢か現か。
降谷の願望が聴かせた幻か。
どちらでも構わない。降谷は夢の中で「僕も愛してる」とそう答えたのだった。
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