千「ん…」

鬱「起きたか？」

千「大ちゃん…私、死にたくないよぉ…」

鬱「大丈夫、絶対に守ったる。」

千「大ちゃん…(泣)」

鬱「な、泣かんでもええやろ」

コネ「茶番はそこまでや、作戦練るぞ。」

鬱「おう」

千「ありがとうございます。コネシマさん。赤の他人なのに」

コネ「ええねん、ええねん、こーゆーのは助け合いやろ？」

鬱「…おいシッマ、サラマンが可愛いからって仲良くしようとすんなや。」

コネ「まぁまぁまぁ、落ち着け、そんなこと無いから、でや、まず誰から起こすかやねんけど」

鬱「俺はゾムかショッピ君やと思う」

コネ「俺はゾムかトントンや、じゃあ、最初はゾムにしよか」

千「ねえ大ちゃん、その ぞむ とか しょっぴ とか とんとん とかも友達？」

鬱「そうや、俺たちな、YouTuberやねん。で、○○の主役は我々だっていうチャンネルで活動しとんねん。で、あの水槽に入っとんのはそのメンバーって訳や」

千「じゃあ脱出できたらその…○○の主役は我々だってやつ見るね！」

コネ「露骨に死亡フラグたてんなやw」

そんなこんな言いながらも、作戦は固まっていった…

鬱「じゃあ優先順位としてはゾム→トントン→ショッピ→ロボロ→エーミール→チーノ→シャオロン→ひとらん→オスマン→しんぺい神→グルッペンの順番で」

コネ「多分分担できるはずやから、人数増えたら分担して起こしていこ」

『もしもし、ゲームマスターです。いい忘れていたことがあるんですが宜しいですか？』

千「ｳﾋｬｯ…っくりしたぁ…」

『タブレットは15台きちんと用意しておりますので、情報共有なんかもそちらでどうぞ。』

鬱「…なんで俺らがまだ残っとるって知っとるんや」

『そりゃ監視カメラくらい仕掛けてますからねぇ、それでは』

コネ「それじゃあ出発すんで、覚悟はできとるか？」

鬱「サラマンがこのままだと死ぬって分かった頃からできとるわ」

千「怖いけど…できました。頑張ります！」

コネ「それじゃあ…行くで！」

鬱・千「おー！」

コネシマが鉄の扉を開け、三人は次の部屋に進んでいった。

ー脱出ゲームスタートー