2-7 偏食な話
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あと何年、私が陣平の料理を作り続けるかは分からないけど当面の間、献立を考えるたびに悩まされるのは面倒なのでどうにかしてばれないように食べさせようと思い立った。
研二から今夜は帰らない、とメールがあった。また女の子のところだろう。甘やかす人のいない今日がチャンスだ。
定番だけど、ハンバーグにすることにした。
ピーマンもニンジンフードプロセッサーに放り込んでペースト状にする。
出来上がったところで陣平が帰ってきた。
「おっ、ハンバーグか。いただきます。」
一口食べて陣平が挑発的に笑った。
「蘭世、現役警察官を騙すには甘いんじゃないか。」
「やっぱりばれちゃったか。」
「ピーマンとニンジン入れただろ、舐めてもらっちゃ困るぞ。」
「困るぞ、じゃないよ。野菜食べられないとか何歳児よ。」
「22歳。」と陣平が勝ち誇ったような顔をする。
「わかったわ、私にも考えがあります。」と立ち上がって陣平の隣の椅子に移る。
「はい、あーん。」
陣平が目を白黒させる。
「...なっ?!は?!」
「食べないの?」
「食べる、食べる。」
陣平はされるがままになっている。
結局、素直に食べ切った。
「食べれるんじゃん。自分から食べるようになるまで毎回してあげよっか?」
「お前なあ、」
陣平は拗ねたような顔をしていたが気を取り直したのか、私の耳元で煽るように囁いた。
「次からは口移しで食べさせてもらおうか。」
自分が耳まで赤くなっているのがわかった。
研二から今夜は帰らない、とメールがあった。また女の子のところだろう。甘やかす人のいない今日がチャンスだ。
定番だけど、ハンバーグにすることにした。
ピーマンもニンジンフードプロセッサーに放り込んでペースト状にする。
出来上がったところで陣平が帰ってきた。
「おっ、ハンバーグか。いただきます。」
一口食べて陣平が挑発的に笑った。
「蘭世、現役警察官を騙すには甘いんじゃないか。」
「やっぱりばれちゃったか。」
「ピーマンとニンジン入れただろ、舐めてもらっちゃ困るぞ。」
「困るぞ、じゃないよ。野菜食べられないとか何歳児よ。」
「22歳。」と陣平が勝ち誇ったような顔をする。
「わかったわ、私にも考えがあります。」と立ち上がって陣平の隣の椅子に移る。
「はい、あーん。」
陣平が目を白黒させる。
「...なっ?!は?!」
「食べないの?」
「食べる、食べる。」
陣平はされるがままになっている。
結局、素直に食べ切った。
「食べれるんじゃん。自分から食べるようになるまで毎回してあげよっか?」
「お前なあ、」
陣平は拗ねたような顔をしていたが気を取り直したのか、私の耳元で煽るように囁いた。
「次からは口移しで食べさせてもらおうか。」
自分が耳まで赤くなっているのがわかった。