2-6 映画に行く話
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事情聴取に協力してほしい、と言われパトカーに同乗すると、若い女性刑事に話しかけられた。
「爆処理班の松田さん、お知り合いなんですね。」
「松田をご存知なんですか?」
「もちろんですよ。ちょっとした有名人ですよ、エースだって。女性警察官の人気を萩原さんと二分してる感じですよ。」
ずっと一緒にいると忘れがちだが陣平の顔面偏差値はなかなかのものだ。
「あ、でも安心してくださいね。彼女さんのこと言いふらしたりしませんから!松田さんにさっき口止めされちゃいましたよ。」
「口止め?」
「はい、彼女のことは黙っておいて、そのうちちゃんと周りには話すからって。大切にされてるんですね。」
そんなふうに思ってくれていたことは初めて知った。彼女じゃないけど、と心の中でつっこみながらもちょっと嬉しかった。