2-5 なんでもない日の話
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お風呂上がりにドライヤーをかけてリビングに戻ると2人が帰ってきた。
「はいこれ蘭世にお土産。」
「これ駅前の夜だけ開いてるケーキ屋さんの!食べたいって言ってたの覚えてくれてたの!」
「開けてみろよ。」
箱を開けるとホールケーキが入っていた。
ホールケーキは人気商品で予約制のはずだ。
敷き詰められたベリーの上にチョコレートのプレートが乗っていた。
「“蘭世ちゃん、おめでとう”?何が?」
研二がばつの悪そうな顔をして言った。
「“いつもありがとう”ってオーダーしたつもりだったんだが、」
「ハギが間違えたんじゃねえの。」
「じゃあ、“なんでもない日おめでとう”だ。」と私が言うと、
研二と陣平が驚いたように顔を見合わせた。
「なるほど、さすが蘭世。」
ケーキの写真は長いこと携帯の待受にしていた。ありがとうと思ってもらえていたことがほんとうに嬉しかった。
「はいこれ蘭世にお土産。」
「これ駅前の夜だけ開いてるケーキ屋さんの!食べたいって言ってたの覚えてくれてたの!」
「開けてみろよ。」
箱を開けるとホールケーキが入っていた。
ホールケーキは人気商品で予約制のはずだ。
敷き詰められたベリーの上にチョコレートのプレートが乗っていた。
「“蘭世ちゃん、おめでとう”?何が?」
研二がばつの悪そうな顔をして言った。
「“いつもありがとう”ってオーダーしたつもりだったんだが、」
「ハギが間違えたんじゃねえの。」
「じゃあ、“なんでもない日おめでとう”だ。」と私が言うと、
研二と陣平が驚いたように顔を見合わせた。
「なるほど、さすが蘭世。」
ケーキの写真は長いこと携帯の待受にしていた。ありがとうと思ってもらえていたことがほんとうに嬉しかった。