2-4 一日だけの居候の話
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諸伏さんに鍋やボウルの場所を教えているとキッチンに陣平が入ってきた。
「タバコ吸わせて。」
と言って換気扇のスイッチを入れる。
カウンター越しに見ていた降谷さんが
「松田がちゃんと換気扇の下で吸うなんて。」と感動していた。
「うちの陣平ちゃん、いい子でしょ。」と研二が言う。
「蘭世さん、よく躾けましたね。」
「ほんとに大変でした。でも賃貸なので家中の壁紙やられちゃったら致命傷なんですよ。」
「蘭世に、禁煙するか二択だって迫られたからな。」と陣平が非難するように言った。
「陣平ちゃんは一生禁煙しないだろうな。」
「お前もだろ。」と諸伏さんが研二に言う。
「松田も萩原も死ぬ時まで吸ってるだろうな。」と降谷さんが笑いながら言った。
諸伏さんはビーフシチューを作ってくれた。
「これヒロの得意料理なんですよ。」と降谷さんが得意げに言う。
「なんでゼロが作ったみたいな顔してるんだよ。」
「でもこれほんと美味しいですよ、諸伏さんレストラン開けますよ。」
「あーあ、伊達班長は今頃彼女とよろしくやってるんだろうなー。」
「研二黙って。」
「この家のパワーバランスが分かるな。」
と諸伏さんがしみじみと言った。