1-4 一緒に住む話
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
翌日のお昼すぎ、陣平と駅で待ち合わせた。
午前中から出かけていて昼には戻ってくるからと言ったいた研二の姿はなかった。
「研二は?」
「女の子からお誘いが入ったからパスだとよ、さっきメールがあった。」
「は?」
この先の共同生活が思いやられる。
不動産屋に着くと既に何件かのマンションの間取り図が用意されていた。あらかじめ陣平が不動産屋と連絡をとって絞りこんでくれていたらしい。
次々と見取り図や写真を見せられた。
「奥さまはどれか気に入られたお部屋はございますか?」と不動産屋のお兄さんに聞かれた。
奥さまじゃないですと訂正しようとすると
陣平が「これとかどうだ。」と口を挟んだ。
陣平の顔を見るとにやりといたずらっ子のように笑った。
間取り図を見て3LDKの部屋を契約したが、一応内見をと言われマンションの部屋を訪れた。
「奥さまのお兄さまも一緒に住まれるんですよね。」と不動産屋さんが営業スマイルで言う。
きっと彼の頭の中では新婚夫婦と居候の兄という訳の分からない構図になっているのだろう。完全に訂正するタイミングを失ってしまった。
「は、はい。」
「このお部屋なら将来的にご家族が増えても安心ですよ。近くに公園や幼稚園もありますし。」
「子供とキャッチボールとかできたら良いよな。」と陣平が私の顔を覗き込む。
「そうだね、駅も近いし水族館とか動物園にも連れて行ってあげたいなあ。」
ここまできたら演技し通すしかない。
「そうだな、今度どこか行こうか。」
「わーい楽しみにしてる。」
私たちの会話を聞いていた不動産屋さんが近くには映画館もあるんですよ、と言ってご契約記念に、と映画館のペアチケットをくれた。
午前中から出かけていて昼には戻ってくるからと言ったいた研二の姿はなかった。
「研二は?」
「女の子からお誘いが入ったからパスだとよ、さっきメールがあった。」
「は?」
この先の共同生活が思いやられる。
不動産屋に着くと既に何件かのマンションの間取り図が用意されていた。あらかじめ陣平が不動産屋と連絡をとって絞りこんでくれていたらしい。
次々と見取り図や写真を見せられた。
「奥さまはどれか気に入られたお部屋はございますか?」と不動産屋のお兄さんに聞かれた。
奥さまじゃないですと訂正しようとすると
陣平が「これとかどうだ。」と口を挟んだ。
陣平の顔を見るとにやりといたずらっ子のように笑った。
間取り図を見て3LDKの部屋を契約したが、一応内見をと言われマンションの部屋を訪れた。
「奥さまのお兄さまも一緒に住まれるんですよね。」と不動産屋さんが営業スマイルで言う。
きっと彼の頭の中では新婚夫婦と居候の兄という訳の分からない構図になっているのだろう。完全に訂正するタイミングを失ってしまった。
「は、はい。」
「このお部屋なら将来的にご家族が増えても安心ですよ。近くに公園や幼稚園もありますし。」
「子供とキャッチボールとかできたら良いよな。」と陣平が私の顔を覗き込む。
「そうだね、駅も近いし水族館とか動物園にも連れて行ってあげたいなあ。」
ここまできたら演技し通すしかない。
「そうだな、今度どこか行こうか。」
「わーい楽しみにしてる。」
私たちの会話を聞いていた不動産屋さんが近くには映画館もあるんですよ、と言ってご契約記念に、と映画館のペアチケットをくれた。