君色組曲
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「イオンの遺言とヴァンに振り回されてただけだった……素直になれば私はシンクが好きだよ」
私がイオンの幼なじみだからと気を遣う連中も何も知らずに人を小馬鹿にする連中もウンザリで、全てを承知で私に何も言わない、アリエッタ以外の六神将もみんな大嫌いだった。シンクも当然含まれてたけど、でもシンクはイオンのレプリカってのもあるけどいつもハッキリと言ってくれてたっけ。
「何言ってんのさ……だってアンタは……っ!?」
信じられないと、困惑の表情のシンク。そりゃ、嫌いな人間から、しかも犬猿の仲だった私から言われれば尚更だ。まだ何か言おうとするシンクの口を私のソレで塞いでやった。
「さっ、行こう」
シンクから離れて、先に進もうとするとシンクが後ろから私の腕を掴んだ。
「シンク?」
「……っ!言い逃げしないでよ」
何さ?と振り返れば、いつになく真剣な表情のシンクにドキッとしてしまう。言い逃げって……まぁ、確かに言い逃げと言えば言い逃げなんだけど。だって、嫌われてるんだもん。分かるよ?
「………だったんだ」
「えっ?」
今のは聞き間違い?気のせい?
「僕は初めてあったときからなまえのこと好きだった!」
もう言わないよ!言って先に行ってしまった。耳まで真っ赤になって…初めてって、ええーっ!?と叫んじゃったよ。あのシンクが私のことを好きって思ってくれたんだ。でも……私は嫌われてたって思ったのに。いいや、そんなのは。
「待ってよ!てか、仮面忘れてるよっ!」
床に落ちたままのシンクの仮面を拾って追い掛ける。今は任務のことだけを考えよう。終わったらゆっくり話せばいいんだよね。
君色組曲
</font>(えへへっ)(なに?気持ち悪い)(好きだよ、シンク)(ば、馬鹿じゃないの!)