偶然がくれた恋だった
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「翡翠、ですよね」
「何ですか、いきなり?」
私の突然の言葉に訝しげに眉を寄せるジェイド。
「ジェイドさんの名前。こっちではそう言うんですけど、ジェイドさんの所は?」
「…同じですが」
それが何ですか?と訊かれたから、共通点があったね。言語や生活感が違う中、やっと見つけた共通点だよ、って私は笑う。
「あなたって人は…」
急にジェイドが動いて「わっ」と声をあげればいつの間にか私はジェイドに押し倒されていた。下から見上げたジェイドの顔は笑っているけど、なんか変だった。
「無防備というかなんて言うか…」
そのまま私の首元に顔を近づけた。首をつーっと舌を這わされれば背中にゾクッとした感覚に襲われる。
「ちょっ、な、ななな何?いきなり…んっ」
もう一度ジェイドは私の首に舌を這わせ、今度は思い切り吸い付いてきた。えっ?これって…襲われてるの?ジェイドが私を?
「あなたが悪いんですよ」
何が悪いなんか分からない。掴まれた腕は私の力では解けなくて、何だかんだと為すがまま。意外と嫌じゃない自分がいる。襲われてる状態なのにこのままでもいいかなって思えた。
「ジェ、イド…」
「あなたのせいで、日に日に帰りたくなくなったんですよ」
顔を私の首から離し、手を掴んでいない方の手で私の頬を優しく撫でる。
「この一週間で、なまえ。あなたへの想いが募るばかりなんですよ」
そう呟くように言うと同時に彼は私の唇を自身のそれで塞ぐ。私もそのまますんなり受け入れれば、口内にジェイドの舌が侵入して私の口内を犯していく。それすらが気持ちよくなっている。ここでは分かった。私もジェイドが好きなことに。いつの間にか、たった一週間なのに好きになってたんだ。
「んっ、あ…ふぁ……」
何度も角度を変えてキスをし続ける。気付けば掴まれていた私の腕は解放されていて、その手で私の衣服を脱がしている。こんな状態なのに意外と頭の中は冷静で"器用だな"とか"慣れてるな"とか思ってしまう。遊んでるのかなって思うけど今はもうお構いなし。
そのまま私はジェイドのされるがままで事が終えた後、私はそのまま眠ってしまった。