君は空に輝くたった一つの星(前半)
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「ステラ?何故あなたがここに…」
「今日から俺の秘書だ」
「はっ!?」
ステラの隣に寄ってきたジェイドにピオニーがそう言うとジェイドは間の抜けた声を上げてピオニーを見る。そんなジェイドにピオニーは机の上にある一枚の書類をジェイドに手渡した。
「…そういうことでしたか」
手渡された書類を見て、はぁーと溜息を付く。
「あなたはダアトにいたのでは?」
書類を机に置き、隣のステラに再び目をやる。
ステラちらりをだけジェイドを見る。
「そうよ…でも、宮殿から通達があってここに来たの」
手荷物の中から一通の手紙を取り出し、それをジェイドに手渡す。封筒の中から折られた紙を取り出し広げて読み始める。書面には『ダアトでの留学滞在期間の終了を伴い、マルクト帝国内務機関への勤務を命ずる』と書かれていた。
「断ることも出来たし、ネフリー姉さまも反対したけれど…私の学んだことが何処まで試せるか確認したくてここに来たの」
書面から視線を上げるとステラはぽつりを話し始めた。それをジェイドは黙って聞いている。
「…そうですか。ではここでは結果が全てです、頑張りなさい。陛下、この書類の"期限"は明日です」
それだけ言うとジェイドは元々手にしていた書類を机に置きそのまま部屋を出て行った。
「カーティス大佐!?待って…」
「いい、アスラン」
パタンとドアが閉められる。アスランが止めようとしたが、それをピオニーが止める。「ですが」と言うアスランに「いいんだよ」と手をヒラヒラと振って椅子の背にもたれ掛かる。