虹色に輝く橋
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「怖くないよ…私、わかった」
「教えてください」
アニスを言っていた『恋』はしようと思ってするものではない――気づいたらしているものなんだ、感じるのもなんだ。
「私…ジェイドが好き。誰よりも好きなんだ」
なまえは自身の気持ちをはっきりとジェイドに伝える。
「きゃっ!」
ジェイドは握っていた彼女の左手を引き、空いている手で腰を抱く。なまえの左手から手を離し、その手をなまえの左頬に添える。
「ジェイ…んっ!?」
驚いて顔を上げるとその瞬間、ジェイドはなまえの唇を自分のそれで塞いだ。突然のことに目を見開いたまま、為すがままにされるなまえ。
自分がキスをされていると気づいたのは、ジェイドがキスの角度を変えたとき。
―――ああ。私、ジェイドにキスされてる。
開いたままだった目を閉じ、ジェイドを受け入れる。ジェイドの背に手を回すと、ジェイドが自分を抱く力を強めた。こんな簡単なことだったんだ。やっと、わかったよ。
心の中で長く降り続いた雨が止んだ
空を見上げれば
そこには七色の
虹色に輝く橋が輝いていた