虹色に輝く橋
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「???」
その難しくの意味がなまえには分からず眉根を寄せてしまう。そんな彼女を見てアニスはため息をつく。ティアは何となく意味が分かっているのか頬がまた赤く染まっている。
「(ティアでも自覚が出てきてるのに…こりゃ、大佐は苦労するなぁ)」
鈍感ななまえを見てアニスは思わずジェイドに同情してしまう。
「なまえは大佐といて胸がドキドキする~とか嬉しい気持ちになる~とかないの?」
アニスの言葉に自信の顎に手を置いて考える。告白されたときのあの真剣な表情にはドキドキさせられた。本当は嫌いじゃないとわかったら何か嬉しかった。
「(これが『恋』なの?)」
黙ったままのなまえを見てアニスとティアは顔を合わせて、肩を竦めた。
「なまえはなまえのまま、そのままでいればいいのよ」
「そうだよ。恋なんてしようと思ってするもんじゃないしね」
小難しく考え込んでいるなまえにそう二人が声を掛ければ、そうなの?と呟き返す。その呟きにそうそうとアニスとティアに頷かれて、その場を解散した。
「あれ、ジェイド?何してるの?」
散歩にでも行こうかと階段を降りるとそこに先ほどの話題の主であるジェイドがいた。上からの声に気づいたジェイドがなまえの方を向いたが、直ぐに視線を逸らした。
「…別に、何もしてませんよ」
顔を隠すように手を眼鏡に置いて、どこか素っ気なく答えられて、なまえは思わず固まってしまった。いつもならにっこりと微笑んで返すのに今日はどこか違う。そんな違和感を覚えた。