曇り時々、気持ちは晴れ
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ジェイドはなまえに対してルークと同じくらいにイヤミを言ってくる。その後、ワーワー騒いでいてティアに怒られ、ガイとイオンが慰めてくれる…それが日課なっていた。
「好きだから構いたくなるんですよ」
綺麗ににっこりと微笑むジェイド。
「(好き?私のことが?…じゃあ、私は?)」
じっと微笑むジェイドの顔を見つめてしまう。こんな風にちゃんと顔を見たのは初めてかもしれない…となまえは思った。元傭兵の自分とは違い肌は白くてきめ細かく綺麗だった。眼鏡の奥の緋色の瞳は何でも見透かしてしまいそうだけど、今は自分を映している。
「(この人ってこんなに綺麗だったんだ)」
ジェイドの顔を見つめたまま素直にそう思った。
「それでなまえはどうなのですか?見つめられるのは嬉しいのですが」
返事が聞きたいと、なまえの頬を撫でる。
「(嫌い…じゃない?……あぁ、そうか)」
見上げていた顔を下に向け、ジェイドの胸に額をつける。
「…自分と比べてたんだ」
「なまえ?」
ぽつりと呟くなまえにジェイドは彼女の顔を覗き込む。
「自分とは真逆だから嫌いだったんだ…」