眠りに誘うのはあなたの温もり
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「……これでも駄目ですか」
ラベンダーの香りが漂う紅茶を飲んで数十分。眠るどころか意識がハッキリする。その前はエル、エリーゼ、レイアの膝枕や抱き枕にしても少し眠気を誘うだけで眠りにまではいかなかった。
「いいよ。その内勝手に意識がなくなるよ」
「駄目だよ、それじゃ!」
段々と面倒になってきたなまえは後頭部を掻くと、声を荒げたのはジュードだった。
「倒れる程の状態になったら危険なんだよ!ううん、すでに今の状態はいつ何があってもおかしくない!」
医学者として一分一秒でも早く睡眠は取ってほしいんだ。とジュードはなまえの手を取る。
「ねぇねぇ。私たちじゃ駄目だったけど、ジュードたちも試してみようよ!」
「僕たち?」
「ジュードたちもなまえを膝枕してみましょ!」
レイアの提案の意味がわからなく首を傾げる男性陣。が、レイアの言葉の続きをエリーゼが引き継ぐとルドガーとジュードが顔を真っ赤にする。ローエンは、おや?と少し笑みを浮かべた。アルヴィンに至ってはウェルカムと両手を広げる。
「ぼぼぼ僕達!?」
「い、いや…その…」
「じじいでよければどうぞ」
「添い寝もOKだぜ」
顔を赤くしたまま二人は首を振るが、ローエンはほっほっほっ、と笑いアルヴィンはそれ以上を許可した。
「……私の意見は?」
「ない!」
それより寝るのが先!とレイアがなまえを指さすと、だよねぇと肩をまた落とした。
「なまえ、大丈夫?」
「ある意味、大丈夫じゃない」
ソファの背もたれに寄りかかり溜息を吐くなまえにエルが心配そうな顔を向ける。
「んじゃ、俺からな」
とアルヴィンもソファーに腰を下ろし、先ほど女性陣にしてもらったように膝枕をする。
「……無理」
今度こそと思いつつ目を閉じるが眠気は襲ってこない。何だか落ち着かず##NAME1##は状態を起こした。ローエン、ジュードともにそれは変わらず、皆からも溜息が零れる。
「あとはルドガーだけか」
「変わんないと思うよ」
それでもやってみろと言われ、ルドガーとなまえは顔を見合わせ同じように膝枕をする。
「(……あれ?)」
ルドガーの膝になまえが頭を乗せてものの数分でそれは起こった。