曇り時々、気持ちは晴れ
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「何で、私があんたと買い出しに行かないといけないの?確か、アニスとだったのは気のせい?」
にこにこと隣を歩く蒼の軍服を着た男を睨み付ける少女。長い髪を揺らしながら、少しでも離れようと歩くペースを上げる。
「ええ、気のせいではないですよ」
「じゃあ何でジェイドが来るの!?」
「アニスに疲れたから代わりに行って欲しいと頼まれたので」
普段なら、まっぴらごめんです♪とか言って断りそうなのにと少女は心の中で思う。
「私としては何故なまえが私を毛嫌うのか分かりませんがね」
一歩分間隔を空けて歩いていたが、相手の方がコンパスが長い分すぐ追いつかれてしまう。
「話し方、態度、高い身長、長い髪に赤い瞳…要は全部!!」
段々と歩く速度を上げ、歩幅もどんどん大きくなっていなまえ。それでもジェイドのほうが20センチ以上も背が高いせいか向こうは難なく追い付いてくる。なまえにはたったそれだけのことでもイライラが募る。
「もう!ついて来ないでよ!!」
悠然と隣を歩くジェイドに向かって怒鳴りつける。成り行き上で一緒にいるがどうしてもジェイドだけは好きになれいないとなまえは思う。