09 蒼炎舞う
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「さてと…これで!」
思い切り暴れられる!周りを気にせず刀を振るえる。みんな、私が刀を振るう方に動くんだもん。危うく斬っちゃうところだったし…でも、一人ならジェイドを捜しに行ける。もちろん、イオンが第一優先だけど。さて、何処から捜そうか…もう船室にはいないだろうし。
「……上から捜すかな」
うん、そうしよう。監視塔に行くかな。魔物とかいるだろうけど何とかなるでしょ。神託の盾は…可哀想だけど邪魔をするなら悪いけどーー斬る。イオンとジェイドを守るのが私の仕事。何に変えてでも守らなきゃ。こんな事でしか私は何も返せない。
「よっ」
刀を鞘に戻して腰に差す。外に出て監視塔を目指すべく進み始める。上がることが出来るところまで上がりきりる。普通のルートだと直ぐに見つかっちゃうから…壁づたいに上がっていくしかない。壁に備え付けられた梯子部分に飛び乗り上を目指す。
「あっ!」
天辺まで登りきり、辺りを見回すとそこにはジェイド達の姿が見えた。それは最悪な状態だ。私がまだいると思っているのか。それとも艦橋奪取が目的だったのか…ジェイドら三人はそこにいた。
ただそこにいたけどルークとティアは気を失っているのか倒れていて、ジェイドも神託の盾に囲まれている。
「何が…ジェイドならあれくらい……」
さっき過ぎった不安が募る。ジェイドなら簡単に切り抜けられるはずなのに…何で大人しく捕まってるの?それに、イオンとアニスの姿が確認出来ない。
「今は動かない方が賢明かな」
今は大人しくしてるけど"あの"ジェイドがあのままでいるはずがない。それにジェイドにはまだ奥の手がある。だから敢えて今は捕まってるはず…だよね?
「時が来るまで、ちょっと休憩」
壁に寄りかかり「ふーっ」と息を吐く。今日は戦闘をしてばかりだから…少し疲れたよ。