06 再会。出会い…咲き乱れ
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
まぁ…ジェイドの下にいてこれくらいのことが出来なかったら何を言われるか。いや、どんなお仕置きが待っているか想像したくないはずだよね。正直、私だって怖いもん。タルタロスが停止すると同時に艦の前には譜術障壁が展開し、そして直後にはローテルロー橋が爆炎に巻き込まれそのまま橋は崩れ落ちていく。
「敵、橋を爆破してケセドニアに逃亡確認」
「どうします?」
モニターから漆黒の翼がローテルロー橋を渡り切り、その先のケセドニアに入っていくのを見送った。ゆっくりとジェイドに振り返れば「仕方ありません」と小さく溜息を付いて、補給拠点であるエンゲーブに向かった。
「ローズさん、お久しぶりです!」
私は村に着いた私たちを出迎えてくれたこの村の村長である、ローズ夫人に抱きついた。ローズ夫人も抱きしめ返してくれて頭を撫でてくれる。基本、私の頭を撫でるのはピオニーとアスランくらいだ。
「葛城少佐。それにカーティス大佐もよく来てくださいました。葛城少佐はたった一年でこんなに綺麗になって」
「いいえ、そんなことないです」
「全くです。年々酷くなってますよ、いろんな意味で」
私の頬をひと撫でして「若い子はいいわねぇ」と言うローズ夫人にそのお世辞に首を振って返せば、何処ぞの大佐殿は両肩を竦めながら溜息を吐く。キッと振り返り睨めば「何ですか?その反抗的な目は?」と返された…確かに今は任務中だから上司に対してする態度ではない。
「初めまして、ローレライ教団の導師イオンです」
「ローレライ教団、神託の盾騎士団導師守護者役、アニス・タトリン奏長です」
それぞれ自己紹介して握手を交わす。アニスと握手を交わしたときは「小さいのにえらいねぇ」と言われたとき一瞬目付きが怖くなったような気もしたけど、気のせいと言うことにしておこう。