05 望み望まれ、未来を歩む
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「気をつけてください。下でカーティス大佐が控えています。彼が受け止めてくれますので、怖いと思いますが飛び降りてください」
導師にこんなことをさせるのはどうかと思うけど、導師は体が弱いというし木から下りることは出来ないだろうし…私の言葉に何の疑いを持つことなくイオンは笑顔で頷き、下にジェイドがいるのを確認して飛び降りる。飛び降りたイオンはジェイドが簡単に受け止め地面に降ろす。次はもう一人の少女と手を差し伸べれば、
「私は大丈夫ですよ…ん?きゃわ~ん、やっぱり受け止めてもらいます~」
あれ?何かさっきとは違うような…今、大丈夫って言ったよね?体をくねくねさせて私の手を取り何の躊躇せずに気から飛び降りていき、ジェイドに受け止めてもらっている。
「紫鶴」
こちらに顔を向け「あなたは?」といった感じで両手を広げる。「結構です」と言い放ち木から飛び降り地に着地する。
「急いでダアトを離れましょう」
ジェイドが荷物からマントを取り出しそれをイオンと女の子に手渡す。マントを着用したのを確認して私たちは急いでダアトを離れた。
「さてようやく落ち着けますね」
ダアト港から船に乗り船室に入ったところで全員から緊張が解けた。
「イオン様、お久しぶりですね」
「ええ、そうですね。もう、二年近くですか?あなたが来られるとは思いませんでした」
どうやらジェイドはイオンと知り合いのようだ。二年だと私がこの世界に来た頃かな?イオンはジェイドと握手を交わしたあと私のほうに振り向く。