28 見つけらねれば己が示せ
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「大変だ!ザオ遺跡が……」
「……何!わかった。ここは封鎖しておく」
バチカルへと向かうために街の出口へと向かったときだった。キムラスカ兵がなにやら騒いでいた。慌ただしく出口で騒ぎ出した挙げ句、出口を封鎖されてしまった。
「このままじゃ進めないわ……とりあえず、アスターさんの家に行ってみましょう」
「そうだな」
ケセドニアに事はアスターに聞けばわかる。彼の元に情報が入らないことはないだろうということで。それにアスターに言えば街の外へ出られるようにしてくれるだろう。
「アスターをお願いします」
屋敷に入って使用人にアスターへの面会を申し出る。前に来たことを覚えていたのか、その使用人は少々お待ちくださいと奥へと消えていった。それから程なくして使用人はアスターの元へと案内してくれた。
「これはルーク様!ナタリア様も!お二方とも亡くなったとの噂が飛び交っておりましたから、こうして再会できて幸せでございますよ」
ヒヒヒヒヒ、と独特の笑い声を上げるアスター。うーん、いつも思うけどその笑い方ってどうにかなんないのかな。なんとなく。
「実はあなたに頼みたいことがあのるですが」
「エンゲーブの住民を受け入れることでしたら、先ほどイオン様から依頼されました。ご安心を」
見かけによらず本当に良い人だなぁ。ジェイドがお礼を言えば返してくれるし。人は見かけじゃないってアスター見てるとよく思うや。
「ところで、ザオ遺跡で何かあったのか?」
さっきの慌ただしい様子のことを訪ねれば、おや?と言った風に瞬きをするアスター。
「お耳が早いことで……」
驚いた様子なのに顔が笑ってるってのもある種凄いかも。妙に感心させられてばかり。感心させられてるってのも変な話だけど。