27 進むべき道は何処か?
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「なんで紫季も行っちゃうの!」
「お、落ち着け!た、頼むから離れてくれ~!」
紫季たちがいなくなり辺りも落ち着いてから、私はガイの胸ぐらを掴んで揺らす。一緒にいたはずのガイが知らないはずがない、とどうしても知りたくて話を聞きたくて何度も揺さぶる。
「その辺にして置きなさい。ガイが喜びますよ」
「何処をどう見て言ってるんだぁ!?」
ぽんぽんと軽く私の頭を叩いたジェイドに胸ぐらを掴んでいた手をやんわりと離される。何も言ってくれなかった紫季にも何もわからない自分にも腹が立つ。ガイにしていることは八つ当たりだとわかってる。
「……だってぇ」
「紫鶴」
わかってるんだよ。わかってるんだけど、ここ最近が不謹慎にも楽しすぎて。
「ガイ……ごめんね?」
「大丈夫。気にしないさ」
怪我したわけでもないし、それで君の気が晴れるなら。ってまたまた不謹慎ながらも歯の浮くセリフが出るもんだなぁと感心してしまった。
「よくもまぁ言いましたねぇ」
「悪かったな」
でも、一応女の子な私はちょっと嬉しかったりもする。紫季もイオン同様に何か考えがあるみたいだったし。もしかして二人で示し合わせてたとか?けどそんな様子もなかったよね。
「ありがと、ガイ。とりあえず紫季のことはイオンに任せる」
「それ……逆じゃね?」
モースも紫季が同行することに何の文句を言わなかった。これが何を意味するかまだわからない。あ、でも、紫季からヴァンの動向を探ろうとしてるとか?
「とにかく!……何するんだっけ?」
「駄目じゃん!」
国境を封鎖されてイオンと紫季がダアトに行っちゃって。これから何をするのかって話したっけ?苛立ってたせいかみんなの話し何も聞いてなかったや。