26 背けられぬ真実
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「結局紫季も来たんだー」
「悪ぃのかよ」
別にーとシュレーの丘の先に進むアニス。彼女の返しに不服だったのか、不機嫌な表情になる。
「一緒に来てくれて、とても頼もしいです」
「……別に、待ってるのも暇だしな」
外殻大地に戻るにはアルビオールが必要。けど、ただ待ってるのはつまらない。なら手伝ってくれるという事でシュレーの丘にまで着いてきてくれた。
「紫鶴はとても嬉しそうですわね」
「めっちゃ!」
十年以上離れ離れだった分、こんなに一緒にいられることができるのもだし、和解できたのが一番。不謹慎かも知れないけど、今が凄く幸せ。
「妬けますねぇ」
「紫鶴ってばホントにモテるよね?」
どこまで本気なのか、私を見て言うジェイド。先を歩いていたはずのアニスもいつの間にか戻ってきていて、ズルーイ!と唇を尖らせる。そうは言われても私は何もしてないし。
「三人揃うとウザイよ?てか紫季は弟でしょ」
グランコクマにいた頃が懐かしくも思える。でもうるさい。もう少し静かで大人らしい態度なら言うことはない。凄く自慢できるのに。
「ここです」
奥まで行くとイオンが指をさす。そちらを向くと扉の開いた入り口があった。間違いないというイオンの言葉に頷いて、中へと足を進めた。
「はぁ…」
中に入ると景色が一変した。今まで遺跡とか洞窟とか行ったことはあるけどどれとも違う。でも見たことがないわけじゃない。
「ここって、アクゼリュスの……」
あの場所と一緒だ。パッセージリングのあったあの場所と同じ風景。
「創世歴時代の建物ですね」
ユリアシティの作りに似ています。ジェイドの説明に納得と手を打つ。話しながら歩くと、広い場所に出た。パッセージリングはあったけど、これをどうしていいかわからず、みんなで首を捻る。