25 希望は常に
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「二の式―霞雲!」
「終わりの安らぎを与えよ――フレイムバースト!」
今度は刀で斬り上げる。すぐに刀を返して振り下ろす。着地して奥の方を見ればジェイドが譜陣を展開しているのが見えた。いくら味方識別をしているとはいえジェイドの譜術だと思うと怖いからすぐに飛び退く。
「こらー!私まで狙うな!」
「当たるわけないでしょう?」
わかってるけど怖いじゃん。第三音素と第四音素はよく使うからそうでもないけど第五音素はなんか怖い。別に火にトラウマがあるわけじゃないけど。イメージ?いや、ジェイドの譜術の威力だと思うからかも。今じゃ完全に封印術は解けてるから言うならば化け物級だもん。
「深淵へ誘う旋律――ナイトメア」
アホとも思えるやり取りをしていると、戦場に綺麗な歌声が響く。ティアの歌声に魔物は動きを止めて地面へと倒れ込む。眠ってるわけではない。ただナイトメアの効果に抗っているだけだ。
「今のうちに!」
そうだ、遊んでる場合じゃなかった。一気に片を付けなきゃ。滅多に使うもんじゃないけど、たまにはそっちで終わらせるかな。
「荒れ狂流れよ――スプラッシュ!やっちゃえ、ジェイド!」
「おや?めずらしいですね。では、慈悲深き氷嶺にて凄烈なる棺に眠れ――フリジットコフィン」
私がけしかけてみれば乗っかってくれるのは好き。まあ、私が譜術を使うなんて滅多にないしね。時間がないならないなりに上手く早く片を付けなきゃね。ジェイドのFOF技が見事にヒットしてダウンした魔物の止めを刺すのは彼。
「これでも…食らえぇ!レイディアント・ハウル!」
両手を魔物へと伸ばし超振動を放つ。その威力を間近で見ると予想以上で、食らってる魔物もただただ悲鳴を上げるだけ。ある意味、ジェイドの譜術以上かもしれない。初めて、ルークを凄いと怖いと思ったかも。