20 変わりし君に触れる
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「今の地震、南ルグニカ地方が崩落したのかもしれない」
「そんな!何で!?」
今の地震はまた大陸が崩落したから。ルークが南ルグニカを支えていたセフィロトツリーを消滅させてしまったから、他の地方のセフィロトで何とか浮いていただけだったから。もう、限界だった筈だとアッシュは説明した。
「他の地方への影響は……?」
「俺たちが導師をさらって、セフィロトの扉を開かせてたのを忘れたか?」
アッシュたちがヴァンの命令でイオンを誘拐しては色んな所に連れ回していたのはセフィロトの扉を開けさせるため。まさかこのために開かせていたなんてね。
「扉を開いてもパッセージリングはユリア式封咒で封印されています。誰にも扱えないはずです」
「ヴァンの奴は、そいつを動かしたんだよっ!」
封印されている筈のものをヴァンは扱える。ジェイドが話を纏めると、ヴァンはセフィロトを制御でき、目的は外殻大地の崩落ではないのか。その言葉にアッシュが頷き、次に崩落するとしたらセントビナー辺りだと。
「ジェイド。早くグランコクマに戻ってピオニーに伝えないと」
「ええ。住民の避難をしなければなりません」
「待って待って~!先に私とイオン様をダアトに送ってくださーい!」
セントビナーに崩落の危機が訪れているなら早急に対処しなくちゃいけない。あそこには多くの住民やマクガヴァン元帥もいる。これ以上外殻大地が崩落するのを黙ってる見てるわけにもいかない。
「ではここから北上して先にダアトに向かいその後にグランコクマへと向かいましょう」
「でしたらわたくしはダアトから乗客船でバチカルに戻りますわ」
そのままインゴベルト陛下に世界の危機を伝えると。一刻も早く取りかからねばと私たちは足早にタルタロスへと乗り込みダアトへと向かった。そこで何が待ちかまえてるかなんて知らずに。