15 それすらか必然か
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「次に親書に書かれていたアクゼリュスの救援についてだが」
「これについても議会で承認を得られた。アクゼリュスは元はキムラスカの領土。これもあって救援は出す……だがこれには条件がある」
インゴベルト陛下の言葉を大臣の…確か…アルバインが引き継いだ。この言葉に私とジェイドは視線だけを合わせた。無条件で了承を得ようとは思っていなっかったけど、いったい何を要求してくるというのだか。
「それはこの後もう一人の来客を待ってからだ」
もったいぶってるなぁ。もう一人の来客ってルークでしょ?初めかっらそう言えばいいのに。これは私らには予想済みだからいいけどさ。
「おお、待っていたぞ、ルーク」
しばらくして姿を現したのは予想通りルーク。陛下やアルバイン、ナタリアがさっき私たちに説明した内容をルークに説明する。その間のルークはものすごく面倒くさそうにしていた。
「そりゃ、あっちの人間を助けりゃ、和平の印にはなるだろうな。でも俺に何の関係があるんだよ」
「陛下はありがたくもおまえにをキムラスカ・ランバルディア王国の親善大使として任命されたのだ」
あからさまに不機嫌そうな表情を見せるルークにファブレ公爵は淡々とそう述べた。すればルークは戦いたくない。と首を振る。人を殺してからずっと魘されているのは知っている。それは……仕方がないことかもしれない。
「ナタリアからヴァンの話は聞いた」
「!」
取り付く島がないようにルークは首を縦に振らないでいれば陛下はヴァンの話を切り出した。ルークがアクゼリュスに親善大使としていくならヴァンを助けてやると。この話にルークの顔色は一気に変わった。
「……わかった。師匠を解放してくれるんなら……」
「ヴァン謡将が関わると聞き分けがいいですね」
「ほんと」
渋々ながらも了承するルーク。ジェイドともに茶々を入れれば「…うるせぇ」と返す。図星みたいでいつものような強気な態度ではなかったけど。