13 狂気への始まり
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「た、大変です!ケセドニア方面から多数の魔物と……正体不明の譜業反応が!」
キムラスカ兵の報告が終わると同時に近くで爆発音がし、数人の神託の盾兵がなだれ込んできた。その神託の盾兵に斬られそうになったキムラスカ兵の腕を咄嗟に引く。
「いけない!敵だわ!」
アニスとティアがすぐにイオンを庇うように立ち、ルーク、ガイ、私の三人で神託の盾兵に剣を向ける。その後ろでジェイドがフォローに入る。
「やっぱりイオン様と親書をキムラスカに届けさせまいと……?」
対峙した神託の盾兵を撃退し武器を収めるとティアが倒れる神託の盾兵を見て言う。
「船ごと沈められたりするんじゃねぇか?」
「しかし沈没させるつもりなら、突入してこないでしょう」
とこの会話の側でミュウが自分は泳げないというと言うとルークはそのミュウを蹴り飛ばしながら勝手に溺れ死ぬって言ってるし。そんなミュウを私が抱き上げる。
「大丈夫。沈没なんてしないよ」
「本当ですの?紫鶴さん」
頭を撫でてあげれば首を傾げるミュウに微笑んで言ってあげる。
「紫鶴。船を制圧される前に船橋を確保しに行きますよ」
「はーい」
ルークじゃないけど本当にめんどくさいなぁ。後少しでバチカルに着くって言うのに。どうして何事もなく事が進んでくれないんだろう。
「ぐぉっ!こ、こいつ……」
「このタルロウX様が頂いたズラ!」
船室から外に出れば船員と思われる男性と変なロボットが争っていた。
「その譜石を返せ!」
「返さないズラ。実験に使っちゃうズラ」
タルロウXと名乗ったロボットが逃げ出す。にしても「ズラ」って何よ?申し訳ないけど初めて聞いたよ私は。このロボットの制作者は何を考えてるんだろう?