03 蒼を纏い日々綴る
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私がオールドラントに来て早一ヶ月。住む所もお金もない私はジェイドの(めちゃ広い)家でお世話になっている。ジェイドが仕事に行っている昼間はフォニック文字やこの世界の知識を勉強している。
さすがに何も知らないで軍に入隊するわけにはいかないから、ってことで。他にまるで家政婦の如く家事もこなしている。
「働かざる者食うべからず、です♪」
と言われてしまったから。まぁ、一人暮らしも長いから家事は一通りこなせるからいいけどさ。でも自分で稼げるようになったらここを出て一人暮らしして、生活費も返せないと!
一週間くらいで文字は読み書き出来るようになって、今度は本を読んで知識を得始めた。ユリアの預言からローレライ教団にマルクトとキムラスカの抗争とか。私の世界では機械と呼んでた物はここでは音機関で、灯りとかは音素を使用しているとか。
覚えることは多々あって、結構苦労している。でも、体を動かさないと気持ち悪い(?)から部屋の中で木刀振り回していたら、花瓶を割っちゃってその時のジェイドの無言無表情がかなり怖かった…それからは小さな庭で木刀を振っている。
んでもって、一応目上の人だから"さん"付けで呼んでたけど軍基地や宮殿内以外は"ジェイド"と呼び捨てにしてもいいと言われた。
その方が楽だからいいんだけどね。
そして、とうとうその日が来た―――