Dear Your Birthday
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「いつの間にこんな服と靴を用意したんですか?」
そう本当にいつの間にだ。基本的に一緒に行動しているのにこの服というかドレスの採寸をしたというのだ。私はそんなことをした覚えはない。それなのに胸にウエストに太もも、何もかもがピッタリなのだ。軍服の時も思ったけどマルクトの人って目視で採寸できるの?
「いつでしょうねぇ」
ジェイドなら出来てもおかしくないと思ってしまうけどここまで完璧にできるものなのか…いや考えるのやめよう。余計に怖くなるから。
「ドレスに関しては癪ですが陛下に少し助力してもらいました。レストランはあなたの誕生日に予め予約していただけです」
「あー」
人に服を送るのが好きな陛下なら出来てもわからないでもない。微妙なサイズの変化が激しい私の軍服をドンピシャに用意してくれるくらいだからこのドレスも用意できてもおかしくないのかな。
「祝ってくれる気持ちは嬉しんですが何分こういうのに慣れてなくて疎いので」
「気にする必要はありませんよ。そのための個室ですし」
作法とわからないからどうしていいかわからないのを分かった上での個室。周りの目を気にせずに食事ができる心遣いは感謝できるかな。いかがわしい事を考えてるなんてことはさずがにないよね。私の考えすぎだよね。
「それはどうでしょう?」
「人の心ん中を読まないで下さい!」
いつものことと言えばいつものことだけどこの人の頭の中は一体どうなってるんだろうか。相も変わらず振り回される私の身になってほしい。そんなことを悶々と考えていれば料理が運ばれてきた。相当良いお店みたいだから料理は一品一品順番に運ばれてくるのかと思ったら今回はゆっくり話をするために一気に運んでもらうことにしたと。
「何度も人が出入りすると気が散るでしょうから」
そういう配慮は常に毎日してほしい…無理だと思うけど。一応前菜から手を付けるが今まで食べたことがないくらい美味しい。料理を口に入れる手が止まらない。