ご奉仕いたしましょ!
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「アオ」
テーブルから離れようとすると腕を捕まれ引かれる。急な力で引かれ体はその方向へと倒れる。踏ん張る間もなく体は床へと向かっていく。悲鳴は喉の奥で、声に発せられることはなかった。
「………はい?」
倒れたのは床ではなかった。床にしては柔らかいもの。怪訝な面もちを浮かべてるだろう私と目が合ったのは赤い目。にっこりと微笑む彼に顔がひきつる。
「あなたも休んでいいですよ」
休めません!と叫びたくなる。私が倒れたというか座ったのはジェイドの膝の上。手を握られ腰に手を添えられてしまい逃げることは出来ない。ただでさえメイド服を着て「ご主人様」とか言わせられてるだけでも恥ずかしくて仕方ないのにその上、私の座る場所がジェイドの膝の上。私の反応をわかっていてのこと。
「トランプの罰ゲームにしてはやり過ぎじゃないですか?」
このまま為すがままってのは私としては面白くない。少しくらい抵抗しても罰は当たらない、はず。
「おや?メイドが主人に口答えですか?」
口元はしっかりと弧を描く。腰に添えられた手の力が籠もる。何をする気だ、この人は!?この時点で誰かが来たらどうすると言うんだろうか。ただいま取り込み中です、とか言って来た人を追い出しそう……って本当にやりかねないから怖い!
「なななな何を、する気ですか?」
聞かなきゃ言いものを何を私は聞いてるんだろうか。聞くのも怖いけど聞かないのも怖い。
「それはですねぇ…」
と私の頬に手を置き私の唇に自身のそれを落とす。小さくリップ音が鳴り響き、ポカンとする私にまた唇を落とす。ちょ、ちょっと待って……止めようと手を伸ばして体を押し退けようとするけど私の力程度では何の意味もない。その間に何回も何回も触れるだけのキスを落とされる。
「何でもご奉仕いたします、ご主人様……と言ってくれましたら止めてあげますよ」
「む、無理ーっ!!」
わかってるんだ!絶対に私が言わないことを。そんな事を言ったら本当に何されるかわからない。無事にこの部屋を出られるかもわからない。そんな私を見て楽しむジェイドはまだキスを止めない。一時間近くそのまま私が泣いて謝るまで続けられた。
ご奉仕いたしましょ!</br>(あなたが"ご奉仕"して下さい)(……あ、あとで?)