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■Happpy Valentaine!■
「はい。ルーク、ガイ、イオン様!」
手のひらサイズの小箱をルーク、ガイ、イオンに手渡したのはニコニコと笑っている真咲だった。
「えっと、これは?」
「感謝の気持ちだよ。詳しいことはティア、アニス、ナタリアに訊いてね♪」
いきなり"感謝の気持ち"と称された小箱を受け取った三人はこれが何なのか分からず首を傾げていれば、当のは「ちょっと出掛けてくる」と言って宿を出ていった。
「何だったんだ?」
「さぁ?」
「あとでアニス達に訊いてみましょう」
取り残された三人が"感謝の気持ち"の違う意味を訊かさせれるのは一時間後。
コンコン、と扉をノックすれば「入れ」とだけ短く返事が聞こえた。「失礼します」と部屋の中に入れば、そこには執務机で書類にペンを走らせるピオニーとその机の前で監視をするが如く立っているジェイドがいた。
「んっ?何だ、真咲じゃないか」
「どうしたのですか?あなたは今朝からアニス達に捕まっていたのでは?」
笑みを浮かべて歓迎するピオニー。ジェイドは今朝のことを思い出して首を傾げた。そう、朝食を済ませ後、アニスとナタリアに両腕を捕まれ引きずられていたはず、と。
「もう私がいなくても大丈夫なので逃げてきました」
最後の「逃げてきた」と言ったとき真咲は窓の外を見た。その目は思い出したくもないといったように遠いところを見ている。そんな真咲を見た二人は顔を合わせそれについては追求しないことにした。
「それでどうしたのですか、こんな所までわざわざ」
「……おい、悪かったな。こんな所で」
今日は休息日にしたはずなのにわざわざ王宮に来るくらいだ何か急な用事なのだろうとジェイドが真咲の側によると、そのジェイドの言葉にピオニーが目を細くして言う。
「はい。お二人に渡したいものがあったので」
渡したいもの?何をだと思えば、真咲は手に持っていた紙袋から少し大きさの違う包装された箱をジェイドとピオニーに手渡した。
「これは?」
「私の世界…まぁ国ではお世話になった人や好きな人にチョコレートをあげる習慣があるんです」
それが今日でバレンタインデーって言うんですよ、と付け加える。笑みを浮かべる真咲を余所にピオニーは自分とジェイドに手渡された箱を見比べた。
「はい。ルーク、ガイ、イオン様!」
手のひらサイズの小箱をルーク、ガイ、イオンに手渡したのはニコニコと笑っている真咲だった。
「えっと、これは?」
「感謝の気持ちだよ。詳しいことはティア、アニス、ナタリアに訊いてね♪」
いきなり"感謝の気持ち"と称された小箱を受け取った三人はこれが何なのか分からず首を傾げていれば、当のは「ちょっと出掛けてくる」と言って宿を出ていった。
「何だったんだ?」
「さぁ?」
「あとでアニス達に訊いてみましょう」
取り残された三人が"感謝の気持ち"の違う意味を訊かさせれるのは一時間後。
コンコン、と扉をノックすれば「入れ」とだけ短く返事が聞こえた。「失礼します」と部屋の中に入れば、そこには執務机で書類にペンを走らせるピオニーとその机の前で監視をするが如く立っているジェイドがいた。
「んっ?何だ、真咲じゃないか」
「どうしたのですか?あなたは今朝からアニス達に捕まっていたのでは?」
笑みを浮かべて歓迎するピオニー。ジェイドは今朝のことを思い出して首を傾げた。そう、朝食を済ませ後、アニスとナタリアに両腕を捕まれ引きずられていたはず、と。
「もう私がいなくても大丈夫なので逃げてきました」
最後の「逃げてきた」と言ったとき真咲は窓の外を見た。その目は思い出したくもないといったように遠いところを見ている。そんな真咲を見た二人は顔を合わせそれについては追求しないことにした。
「それでどうしたのですか、こんな所までわざわざ」
「……おい、悪かったな。こんな所で」
今日は休息日にしたはずなのにわざわざ王宮に来るくらいだ何か急な用事なのだろうとジェイドが真咲の側によると、そのジェイドの言葉にピオニーが目を細くして言う。
「はい。お二人に渡したいものがあったので」
渡したいもの?何をだと思えば、真咲は手に持っていた紙袋から少し大きさの違う包装された箱をジェイドとピオニーに手渡した。
「これは?」
「私の世界…まぁ国ではお世話になった人や好きな人にチョコレートをあげる習慣があるんです」
それが今日でバレンタインデーって言うんですよ、と付け加える。笑みを浮かべる真咲を余所にピオニーは自分とジェイドに手渡された箱を見比べた。