When is a birthday?
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「なら今年はそれを忘れるような誕生日にすればいいのでは?」
シーンとした中、沈黙を破ったのはこの一言。「えっ?」と発したのは真咲。ルークらも互いに顔を合わせて頷く。
「そうだ!思い切り騒ごう」
「そういうことならアニスちゃん腕を振るっちゃうよ♪」
「わたしくも手伝いますわ」
両手を広げて盛大に祝うぞと叫ぶとアニスもそれに賛同する。が、ナタリアの言葉に全員が一斉に首を振る。全員から拒否されたナタリアは「まあ!」と両手を腰に当てて睨みつける。
「でも、本当に祝いましょうね」
「…ティア」
真咲の肩に手を置いて皆の方へと行くティア。すでに本人の承諾はどこへやら、みんなその気になっている。
「私もあなたのために祝わさせて頂きますよ」
「ジェイドさん」
ティアと入れ替わるように真咲の隣に来たのはジェイド。
「祝って貰うような年じゃないですよ?」
「おや?私は祝っていただきましたよ?」
小さく息を吐く真咲。その隣で、しかもあなたからね。とジェイドはにっこりと笑う。そう言えばそんな事もあったようなと数ヶ月前のことを思い出す。確かケーキを作って、みんなでお祝いして……あの時は自分から言い出したのだった。
「思い出しましたか?」
「……はい」
自分が祝って貰える年ではなければ9つも年上の彼は一体……観念したように笑みを浮かべる真咲。
「楽しみにしてて下さいね」
耳元で囁かれる。そのあまりにも優しい声と耳に掛かる吐息に顔を赤くする。この人には適わない。
「楽しみにしてます」
私の生に祝福を!
(ではプレゼントは私で♪)(慎んで遠慮申し上げます!)