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■新たな年に幸せを■
「もーいくつ寝るとお正月~」
宿のキッチンからまたもや鼻歌らしき物が聞こえる。
これまた丁度よくキッチンの前を通ったティア、アニス、ナタリアの三人は聞こえてくる鼻歌に顔を合わせた。
「この声…真咲だよね?」
「確かに…」
「ですが、この歌は…」
何だろう?と三人は顔を見合わせたまま首を傾げる。キッチンを覗き込めばまた何やら作っているのが伺えた。それはいいのだから今度は何を作っているのかが分からない。キッチン内からは甘い匂いや醤油の匂いなど様々な匂いがしてくる。
「何作ってるのかしら?」
「ここからでは分かりませんわね」
「でも…何か美味しそうな匂い~」
歌いながら何かを作り続けている真咲を覗き込んでいる女性三人の後ろから匂いにつられてやって来た影が三つ。
「お前ら何やってんだ?」
「「「――っ!?」」」
声を掛けたのはルークで、その突然の呼び掛けに三人は声にならない悲鳴を上げた。"しー"っとアニスが指を口に持っていき、ティアがキッチンの中を指差す。ルーク、ガイ、ジェイドの男性三人も顔を見合わせてキッチンの中を覗く。
「何か作ってんのか?」
「みたいだな」
トーテムポールのように並んだルークとガイはティア達同様、見ただけでは分からないと、首を傾げる。
「真咲。何を作っているのですか?」
皆が声を掛けずにただ見守る中、夢中で作業をする真咲にジェイドが声を掛ける。
「た、大佐!」
「おいっ!?」
ジェイドの行動にアニスとルークが慌てて飛び出す。その二人にガイが「お前らもな」と頭を掻きながら呟く。
「ジェイドさん。それにみんなも」
首だけ振り返り返事をし、鍋の中の物を四角い箱のような器に移す。その器の中を見れば、色とりどりに様々な食べ物が盛り付けられていた。
「何ですか。これは?」
真咲が手に持つ鍋を見て言えば彼女からは「黒豆ですよ~」と返ってきた。ルークらも真咲に気づかれたのでキッチンの中に入り、彼女が作っていた物を囲むようにして見る。
「何か、色んなもんが入ってるな」
「真咲、これは何なの?」
はぁーと息吐くルークの横でティアが首を傾げる。
ジェイドと同じ問いをするティア。アニスらもうんうん、と頷く。
「もーいくつ寝るとお正月~」
宿のキッチンからまたもや鼻歌らしき物が聞こえる。
これまた丁度よくキッチンの前を通ったティア、アニス、ナタリアの三人は聞こえてくる鼻歌に顔を合わせた。
「この声…真咲だよね?」
「確かに…」
「ですが、この歌は…」
何だろう?と三人は顔を見合わせたまま首を傾げる。キッチンを覗き込めばまた何やら作っているのが伺えた。それはいいのだから今度は何を作っているのかが分からない。キッチン内からは甘い匂いや醤油の匂いなど様々な匂いがしてくる。
「何作ってるのかしら?」
「ここからでは分かりませんわね」
「でも…何か美味しそうな匂い~」
歌いながら何かを作り続けている真咲を覗き込んでいる女性三人の後ろから匂いにつられてやって来た影が三つ。
「お前ら何やってんだ?」
「「「――っ!?」」」
声を掛けたのはルークで、その突然の呼び掛けに三人は声にならない悲鳴を上げた。"しー"っとアニスが指を口に持っていき、ティアがキッチンの中を指差す。ルーク、ガイ、ジェイドの男性三人も顔を見合わせてキッチンの中を覗く。
「何か作ってんのか?」
「みたいだな」
トーテムポールのように並んだルークとガイはティア達同様、見ただけでは分からないと、首を傾げる。
「真咲。何を作っているのですか?」
皆が声を掛けずにただ見守る中、夢中で作業をする真咲にジェイドが声を掛ける。
「た、大佐!」
「おいっ!?」
ジェイドの行動にアニスとルークが慌てて飛び出す。その二人にガイが「お前らもな」と頭を掻きながら呟く。
「ジェイドさん。それにみんなも」
首だけ振り返り返事をし、鍋の中の物を四角い箱のような器に移す。その器の中を見れば、色とりどりに様々な食べ物が盛り付けられていた。
「何ですか。これは?」
真咲が手に持つ鍋を見て言えば彼女からは「黒豆ですよ~」と返ってきた。ルークらも真咲に気づかれたのでキッチンの中に入り、彼女が作っていた物を囲むようにして見る。
「何か、色んなもんが入ってるな」
「真咲、これは何なの?」
はぁーと息吐くルークの横でティアが首を傾げる。
ジェイドと同じ問いをするティア。アニスらもうんうん、と頷く。