さわらぬ神に祟りなし
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「ジェイドさん、可愛い」
イオンに一本取られ、ぐうの音も出ないジェイドを可愛いと笑い続ける月詠。すると照れたような表情を浮かべていたジェイドが急に満面の笑みを見せた。
がしっ!
「痛ーい!何するんですか!?」
「頭を撫でてるんですよ♪」
笑い続ける月詠の頭を微笑みながら鷲掴みするジェイド。頭から手を退けようとするが、さすがに男であるジェイドのほうが力がある。月詠の力では外れるわけもなく、ただ徒労と終わる。
「それは掴んでるって言って、撫でるとは言いません!」
「はははっ」
それでも手を剥がそうとする月詠。声を上げて笑うジェイド。
「またやってる……」
「俺、もうあの二人に関わりたくねぇ」
「同感……」
再び口論を始めた月詠とジェイドを見て、アニスは呆れたように口を開き、ルークは二人の板挟みになるのを嫌がる。ガイも十分に酷い目にあったとルークに同意する。ティアとナタリアは呆れきってもう何も言わない。
「いい加減にして下さい!」
「大事な部下を可愛がってるだけでしょう?」
ポカポカと両手を振り回してジェイドを叩こうとするが、ジェイドに頭を押さえつけられていて彼にまで手が届かない。そんな状態がしばらくの間続き、皆はただ傍観するだけだった。
結局、振り出しに戻ってしまったのを見て一同が思った事……それは
さわらぬ神に祟りなし
(もう、ジェイドさんなんか大嫌い!)(おや?私は好きですよ?)(ーーっ!?)(頭を撫でるのが♪)
→反省という名のあとがき