酒は吞んでも飲まれるな!
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~その後~
「…ガイの奴、すげぇ魘されてるぞ」
倒れた後、ジェイドに引きずられるように宿へと連れて帰られたガイをベットに寝かしつけたルークが引きつった表情をする。「うーうー」と唸るガイを見て皆も表情を強ばらせていた。
「あれくらいでだらしないなぁ」
まだ頬を赤く染めているものの、ケロッとした様子の華は腰に手を当ててそんなガイを見る。
「いったい、どれだけ呑んだのですか?」
「そうですねぇ…私と華でボトル十数本は空けてますが、ガイは精々三、四本ですよ?」
隣に立つジェイドにイオンは見上げて訊ねる。ジェイドはポケットに手を突っ込んだまま「これでも早めに切り上げたのですよ」と言えば、華を除く全員がげんなりした顔をする。と同時にこうも思った。
「(ガイ、哀れなり)」
と。
そして更に思ったこと。
「(華とジェイドに酒を呑ますな)」
新たな…いや、再びガイに被害が及ばないようにと。ただそれが叶うか叶わないかは話は別。
「また行きましょうね♪」
「ええ。先程言ったとおり次はケテルブルクで」
周りの想いも知らない二人は次の約束を決めていた。でも次は余計なオマケのいない、二人きりで……
今日の教訓
酒は呑んでも飲まれるな!