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☆お・ま・け☆
「これ…どうしよう」
手の中の包みに視線を落とす。青い包装紙に包まれたその包みは紫のリボンも巻かれている。
「…困ったな」
「何がですか?」
後ろからの急な声に思わず「ぎゃっ」っと声を上げる真咲に「女性らしい悲鳴をあげなさい」と少々的外れな返答をするジェイド。
「ジェイドさん!?」
「何を…それは?」
口元を引きつらせながらゆっくりと振り返る真咲の腕の中の包みに目をやる。真咲は少し視線を反らせながら「…どうぞ」とその包みをジェイドに差し出す。
「あまりいい出来じゃないですけど…」
頬を赤らめてそっぽを向く。ジェイドも受け取った包みのリボンを解く。
「――っ!!」
開けた包みから出て来た物は深緑色のマフラーだった。マフラーから視線を真咲に戻せば彼女の顔は真っ赤だった。
「前に…ストール貰ってますし…その、要らなかったら、無理にとは…」
ごにょごにょと赤い顔のままの真咲にジェイドは嬉しそうに微笑む。
「あなたの手編みですか?」
「あまり…得意じゃないですけど」
赤らめた顔のまま少し上目遣い気味にジェイドを見上げる真咲。
「戴きます。私の為に編んでくれたのでしょ?」
にっこりと微笑むジェイドに真咲は「…はい」と小声で返事をする。
「ありがとうございます。今までで一番、嬉しい誕生日です」
真咲の耳元で礼の言葉を述べれば彼女は一瞬仰け反りそうになりながらも「どういたしまして」と微笑み返す。
HappyBirthday!jade!!
「(ここが廊下でなかったら…少しヤバかったかもしれませんねVv)」
何てジェイドが考えていたことは[#dn=1#]は知らない(笑)
08.12.2