陽だまりの中の温もり
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「んじゃ、休憩すっか」
ルークの掛け声にみんなが了承し、各々小一時間程の休息を取ることにした。
「おっ、冷たくて気持ちいいぞ」
ルークが靴を脱いで小川に入り声を上げるとそれにアニスが反応した。
「ほんとだ~。あっ、ルーク!」
「んっ?…うわぁ、冷てぇ!!」
ルーク同様にロングブーツを脱いで川に入ったアニスは企んだ笑みを浮かべ、ルークに手で掬った水を掛ける。
「くそっ!」
仕返しだ!とルークもアニスに向かって水を掛けてやる。すると、やったなぁと二人で水の掛け合いが始まった。ティアが「もう、二人とも止めなさい!」と怒鳴ってもお構いなし。全く聞き入れる様子のない二人にティアは大きなため息をつく。
「いいんじゃない?今日は天気もいいからすぐに乾くよ」
「たまにはいいかもしれませんね」
光とイオンがじゃれ合うルークとアニスに微笑みながらそう言うとティアも「仕方ないわね」と半ば呆れながらも笑みを零す。
「(ほんと二人とも子供だなぁ)」
決して声に出して言えないな。そう思い、声に出さないよう口元を押さえる。
「光?」
「…アニス、トクナガまで濡れてる…」
「もう…アニス!トクナガも濡れてるわ!!」
口元を押さえて笑いを堪える光にイオンが首傾げたが、光はそれを隠すようにぽつりと別のことを呟く。光の言葉にハッとしたティアが慌ててアニスに声を掛ける。
「んっ?…あぁ~ほんとだ!誰か持ってて!!」
背中のトクナガを両手で持って、川岸まで来るアニス。持っててということは、まだ遊ぶ気は満々のようだ。