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■ホワイトデー■
「真咲」
後ろから声を掛けられ振り返るとジェイドが立っていた。夕飯を食べた後は各自、自由行動にしていてジェイドは宿の自室に戻っていたはずだ。
「ジェイドさん。どうしたんですか?」
「今、時間はよろしいですか」
特にする事もなかったので誰か暇してないかとぶらぶらしているところだったので「大丈夫です」と返す。
「では、少々つき合って下さい」
そう言って一緒に来るように促すジェイド。真咲は頷いて彼の隣に立ち、ジェイドが導く方へとついて行く。
「どうぞ」
連れてこられたのはジェイドの部屋。中に入ればテーブルに白いテーブルクロスが引かれていて、その上にはワインとチーズなどのつまみなどが置かれていた。
「これは…」
「今日はホワイトデーと言う日らしいですね」
先月、バレンタインのチョコを貰ったお礼だとジェイドは笑みを浮かべる。
「何にしようかと迷いましたが、あなたにはこれかと」
そう言って、テーブルに置かれたワインを手にする。
「これはあなたの生まれた、26年前の物です」
「…でも、いいんですか?」
ワインをテーブルに置き、椅子を引いて座るように促すと真咲は戸惑いの声を上げる。
「いいんですよ。私がお礼をしたかっただけですから」
手慣れた手つきでワインのコルクを開け、グラスへと注いでいく。
「どうぞ」
注がれたワインはロゼ。綺麗なピンク色をしていて、それだけで「はぁ」と感嘆の息を吐いてしまう。
「えっと…ジェイドさんも一緒にどうですか?」「おや、私もですか?」
立ったままのジェイドに「さあ、どうぞ」と言われてもさすがに一人でこんな風にされては頂きづらい。
だから一緒に、と真咲はジェイドにも椅子に座るように言う。
「そうですね」
ジェイドは真咲の正面に座り、もう一つのグラスのワインを注ぐ。
「乾杯」
グラスを上げるジェイドに真咲も「乾杯」とグラスを持ち上げ、ジェイドのグラスにコツンと当てる。
今宵の二人はロゼ色に包まれる。貴女だけに捧げたかった。
「真咲」
後ろから声を掛けられ振り返るとジェイドが立っていた。夕飯を食べた後は各自、自由行動にしていてジェイドは宿の自室に戻っていたはずだ。
「ジェイドさん。どうしたんですか?」
「今、時間はよろしいですか」
特にする事もなかったので誰か暇してないかとぶらぶらしているところだったので「大丈夫です」と返す。
「では、少々つき合って下さい」
そう言って一緒に来るように促すジェイド。真咲は頷いて彼の隣に立ち、ジェイドが導く方へとついて行く。
「どうぞ」
連れてこられたのはジェイドの部屋。中に入ればテーブルに白いテーブルクロスが引かれていて、その上にはワインとチーズなどのつまみなどが置かれていた。
「これは…」
「今日はホワイトデーと言う日らしいですね」
先月、バレンタインのチョコを貰ったお礼だとジェイドは笑みを浮かべる。
「何にしようかと迷いましたが、あなたにはこれかと」
そう言って、テーブルに置かれたワインを手にする。
「これはあなたの生まれた、26年前の物です」
「…でも、いいんですか?」
ワインをテーブルに置き、椅子を引いて座るように促すと真咲は戸惑いの声を上げる。
「いいんですよ。私がお礼をしたかっただけですから」
手慣れた手つきでワインのコルクを開け、グラスへと注いでいく。
「どうぞ」
注がれたワインはロゼ。綺麗なピンク色をしていて、それだけで「はぁ」と感嘆の息を吐いてしまう。
「えっと…ジェイドさんも一緒にどうですか?」「おや、私もですか?」
立ったままのジェイドに「さあ、どうぞ」と言われてもさすがに一人でこんな風にされては頂きづらい。
だから一緒に、と真咲はジェイドにも椅子に座るように言う。
「そうですね」
ジェイドは真咲の正面に座り、もう一つのグラスのワインを注ぐ。
「乾杯」
グラスを上げるジェイドに真咲も「乾杯」とグラスを持ち上げ、ジェイドのグラスにコツンと当てる。
今宵の二人はロゼ色に包まれる。貴女だけに捧げたかった。
09.3.15