1話 世界の始まりと出会い
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「そうですか、こちらとは違うのですね。では、それについても後で説明しましょう」
視線を私から森の方へと向けながら言った。それに習い、同じほうに視線を向けるとそこにはツインテールの少女が見えた。
「あぁ~大佐ぁ。やっと、見つけましたよぉ…って、その人は誰ですかぁ?」
現れたのはアニスだった。生アニス、めっちゃ可愛い。とことこ、私たちの方へと駆け寄って来る。
「まさか!大佐の――」
「彼女は真咲と言います。詳しい説明は後でしますが、異世界から来たそうです」
きっと、ジェイドの彼女とでも言おうと思ったのだろうが、その言葉は間髪入れずにジェイドが説明をする。すると、アニスはぶーぶーと口を尖らされる。生でこのやり取りを見れるとは。てかアニス、ちょー可愛い!
「マジですかぁ?確かに何か変な格好してますけど」
変と言われてしまった。ファッションセンスがいい方とは言えないが、ショックだ。アニスはジェイドが言ったからなのか、順応が早いのか、それ以上聞いては来なかった。
「早く、イオン様を追いましょう。時間もないことですし」
ジェイドがそう言うと、アニスはそうだと思い出したように口元に手を広げた。
「そうですよぅ~ようやく、アレが届いたんですし」
親書、か。けして顔と声には出さない。こんな事でバレては元もこともない。テレビの画面上で知っている森の中を進んで行く。ゲームではたった数分の道も実際に歩けば、一時間以上。体力のない私は二人について行くのが精一杯だった。
「……本当に、違うんだ」
戦闘になると魔物はジェイドとアニスが倒して、私は木陰に隠れている。戦う力はないから。武器もないのに戦えるかっての…戦闘のノウハウなんて知らないけど。二人の戦う姿を見て世界の違いを実感してしまう。しばらく歩くと、洞窟が見えてきた。あそこにルーク達がいる。やっと出会える~と思うと同時に不安を覚えた。まずは目先のライガクイーンとアリエッタの事。もう一つ、私のこれからの事。でも、ここで立ち止まれない。
さぁ、行こう。
聖なる焔の光のもとへ…