7話 決意に中の鎮魂歌
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「…最初は殺してしまったオラクル兵の夢だったのに、その夢はだんだん鮮明になっていくんです。キラキラした場所に血の臭いや痛覚が生々しくなっていくんです」
真っ直ぐ、ジェイドを見つめたまま話した。楽になったかは分からないが、すっきりした気がする。
「何度も同じ夢を見るのは何かの暗示なんでしょうか?」
夢には意味があるとか言うし、と。ジェイドはまだ頭を黙って撫でている。数回撫でたあと、手を止めた。
「―――そういった説もありますね。確証はありませんが」
ジェイドは微笑んでいた。こんな話をした後に微笑んだ。本当なら、真剣に話してるのに!って怒るところなのに、何故か安心感を覚えた。なんで、こんなに優しくしてくれるんだろう?私が黙って見つめていると、ジェイドは私の頭から手を放し、行きますよと歩き出した。やっぱり、敵わないなぁ。宿屋の前に戻ると、入り口付近にティアとガイがいた。私達に気づくと、二人は駆け寄ってきた。
「真咲、どこに行っていたんだ?」
眉間に皺をを寄せて、少し怒ったような口調で言う。ティアも心配したのよ、と言った。
「ごめんなさい、心配掛けて」
頭を下げて謝る。こんな時間に起こしてしまい、心配をかけてしまった。迷惑極まりないはずだ。
「無事ならいいんだ」
安心したように微笑んでくれるガイ。
「中に入りましょう」
二人は私がいなった訳を聞かないでくれた。ティアはドアを開けて中に入っていき、後を追うように入ろうといたガイを呼び止めた。なんだい、と振り返るガイ。