53話 今、ここから始めよう
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歳月など些細なこと
それが確かなものならば
共に生きる道を
選ぶのも
道の一つ…
「プラネットストームを停止させるにはどうしたらいいんでしょうか」
ユリアシティへ来た私達はすぐにテオドーロへ面会を申し入れた。
「プラネットストームは巨大な譜陣で制御されているのです。ユリアはローレライの剣で大地を斬り、譜陣を描いたと言われていますが……」
「ってことはやっぱり、譜陣をどうにかするんだよねぇ?」
会議室へと案内され、長机の椅子を勧められた。上座に座るテオドーロにプラネットストーム停止について質問する。が、返ってきた答えにアニスだけでなく私達も唸った。
「そうですね。ご存じの通り、ローレライの剣には第七音素の結集、宝珠には拡散の作用がある。ユリアがローレライの剣で第七音素を集めてゲートを開いたなら、宝珠で拡散することで閉じるべきでしょうね」
宝珠を使うといっても、どうすればいいのかわからないといえば、テオドーロが当時の資料を元に解析してくれるという。
「ならその間、自由行動にしない?」
「ティアがそんなこと言うなんて珍しいねぇ」
誰よりも真面目な彼女が他に何かするではなく、自由行動を口にしたことに全員が目を丸くした。
「いいんじゃないか」
「じゃあ、あとでまたここに集合ね」
それを合図にこの場で解散になった。私はどうしようかなあと、思いながら会議室を後にしようとしたらジェイドに声を掛けられ一緒に部屋を後にした。えっと、この後はどうなるんだっけ?ちょっと印象が弱い。ティアがナタリアを気にかけているのは覚えてるんだけど。