7話 決意に中の鎮魂歌
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「――怒らせてしまったようですね」
「あんたは知ってたのか?」
我関せずといった風な顔をしているジェイドにガイがジロっと睨む。そんなガイに、にっこりと微笑むジェイド。
「ええ、知ってましたよ。私とイオン様とアニスはルークとティアが拘束された時に本人に聞きましたから」
「拘束したのはお前だろ!!」
いささか的外れなツッコミを入れるルーク。
「…だからあの夜」
「何か言った?」
ぼそっと小声で呟くガイにティアが声を掛けた。
「いや、それより真咲に謝ってくるよ」
「私も…」
宿屋に歩き出したガイとティア。ルークとジェイドもそれを追った。あの後、ガイとティアが謝罪をしてきた。気にしなくてもいいのに。ルークとガイ、ジェイドとイオン、私とティアで部屋を取った。ベッドで寝るのは何日振りだろう。というよりはこの世界に来てから初めてだ。
「真咲、タルタロスでの約束ですが?」
各自荷物を置いた後に、私達はジェイドとイオンの部屋に集まっていた。これからの予定を話した後、ジェイドが私のほうを見て言った。
「約束?」
ティアが何のことだと顔を傾げた。ちゃんと覚えててくれたんだ♪
「この世界の文字を教えて欲しいってお願いしたの。知らないと不便でしょ?」
ソファーに腰掛けているジェイドの隣に座りながら、ティアの疑問に答える。すでにジェイドは勉強会(?)の準備をしてていた。
「――そうだな。覚えておくに越したことはないが、そう言えば真咲の世界の文字ってどんなのなんだい?」
私達の向かい側のソファーの座りながら、ガイが聞いてきた。