50話 時に残酷な願い
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「それなら!斬影連旋撃っ!」
「甘いですよ!」
アニスの攻撃がヒットし、そのまま追撃しようとしたがガイザーディストXXのビームがアニスを襲う。悲鳴を上げて吹き飛ぶアニスにナタリアが駆け寄る。
「癒しの光よ!ヒール!」
苦痛の表情を浮かべながら立ち上がるアニス。ビームの威力も前より増している。
「大地の咆吼。其れは怒れる地龍の爪牙!グランドダッシャー!――ジェイドさんっ!」
「上出来です。この重力の中で悶え苦しむがいい――グラビティ!」
私は魔術の方ではなく譜術を発動させる。FOFを発生させる。水の弱点は克服されていたはず。そこを突くことは出来ないから、せめて動きを押さえる方に出た方がいいと思い術を発動させた。それをジェイドは即座に察しFOF変化の術を展開させる。
「キィーっ!小癪な……っ」
さすがのディストもダメージが伝わったのか苦悶の表情を浮かべる。
「ルーク!」
「ああ!牙連崩襲顎っ!」
畳み掛けるようにルークが攻撃を仕掛ける。
「アピアース・フレイム!」
「ナイスだ!豪華に飲まれろ!熱波旋風陣っ!」
ティアがFOFを出現させ、ガイがそれを利用してFOF技を繰り出す。
「くっ!まだですよ!」
だいぶダメージが溜まっているディストも反撃に出る。銃を乱射してきて私たちは防御譜陣を展開したり避けたりして防ぐ。
「もう!いい加減に倒れてよ!――荒れ狂う殺劇の宴。殺劇舞荒拳!とどめ~!」
さっきの攻撃でブチ切れたのかアニスが秘奥義を放つ。それが止めになったのかガイザーディストXXは動かなくなった。けど、本当に動かなくなったのかわからず私たちはまだ動けないでいた。特にジェイドは睨みつけたまま目を離さない。