7話 決意に中の鎮魂歌
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「……あぁ」
いざ、カイツールへと向かおうとした時、門の辺りにシンク、リグレット、アリエッタにラルゴがいた。そういえばいたんだよね。ラルゴの姿を確認したジェイドが仕留めそこないましたかと呟く。六神将の会話を盗み聞きしていると、
「ハーッハッハッハッハッハ!」
と高笑いが聞こえた。ディストが登場したのだが、他の六神将たちは完全に無視していた。無視されたことに怒り心頭のディストが一人騒いでいる。そうしているうちにラルゴが撤退命令を出して、ほとんどのオラクル兵は去っていった。
今ならと思ったとき、今度はイオンが倒れそうになった。イオンが膝をつくことを分かっていた私はイオンの体を支えようとしたが、私より微妙に重いイオンを支えることが出来なくてそのまま、イオンの下敷きになってしまう。
「わっ!」
「――真咲!?」
まさか私が支えようとするとは思ってなかったのかイオンが声をあげた。私の上に倒れているイオンをガイがすぐに起こしてあげる。イオンの無事にほっとしていると急な浮遊感を感じた。
「へっ?」
何事かと思えば、ジェイドが倒れたままの私前に立ちの脇の下に手を入れ、そのまま持ち上げ子供を抱くように抱き上げる。チラリとジェイドを見たが、いつもの笑みを浮かべているため何を考えているのか伺えない。
「お、降ろしてください!」
抱き上げられた状態が恥ずかしくて、怒鳴るように声をあげる。するとそのまま地面に降ろされる。