50話 時に残酷な願い
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「ふははははははっ!たとえ何万年待とうと、そのようなことはあり得ませんよ!」
ガイザーディストXXに乗ったディストが空から現れ、レプリカたちに向かって射撃する。
「やめなさい!」
「そうはいきませんよ。ここの邪魔なレプリカ共を始末しないと、ネビリム先生復活の作戦に着手できませんからねぇ」
ディストの言葉にピクリと反応するジェイド。気配とかが未だよくわからない私でもわかるくらい殺気を放っていた。
「……監獄から逃げたしたと思えば、まだそんな愚かなことを。もう諦めなさい!」
「そうは行きません!ネビリム先生を甦らせれば、あなたも昔のあなたに戻るでしょう。先生と共にもう一度あの時代を……!」
ディストの頭の中は幼い頃のままなんだ。一番幸せだと感じていた頃で止まっている。ジェイドはもう進むことを決めたのに対してディストは立ち止まったまま。このままでいいはずはない。でも、言葉で言って止まるような人でもない。
「……今まで見逃してきた私が甘かったようですね。さようなら、サフィール」
「……本当に私を見捨てるんですね!ならば……ならば私も本気で行きますよ!レプリカ共と一緒に滅びるがいいっ!!」
ガイザーディストXXの標準を私たちへと変える。私たちはレプリカたちを庇うように立ち、それぞれ武器を構える。
「行くぞ!」
ルークの掛け声と共に一斉に散らばる。ティアとナタリアに回復と補助、レプリカたちを任せて私とジェイドは左右へと移動する。ルークとガイが先頭に立ち、アニスがその少し後ろに立つ。
「閃光墜刃牙っ!」
「月華斬光閃っ!」
まずはルークとガイが同時に斬り掛かる。前よりも装甲が強化されているのかダメージはあまりないようだ。反撃される前に後方へと下がる二人。