49話 世界よ一つに
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「んじゃルークの家に行こう!」
長い廊下を歩く。会議が終わるまでファブレ公爵家で待つように言われている。ここまであちらこちらと飛び回っていたからか、ようやく一息吐けるとアニスが両手を挙げる。
「公爵の屋敷に行くのは久しぶりだな」
「そっか。ガイは今はグランコクマだもんね」
寄る用事もないから屋敷の前を通っても、中へと入ることはなかった。少なくても私が共に行動してる間は。イベントをこなそうとしない限りは行く用事は本当にない。
「真咲、どうかしたの?」
「うん?ああ、なんでもないよ」
ついついこの後起こることを考えるとちょっと憂鬱と言えば憂鬱だと考えてれば隣を歩いていたティアに声を掛けられる。あんまり慌てて否定するとどこかの誰かさんが怖いから気を付けないと。
「けど、本当にナタリアのこと、どうするんだろう?」
「それはインゴベルト陛下の判断に任せましょう」
私たちがどうこう言う訳にもいきませんしね。と淡々と言うジェイドにアニスはそうですけどぉ、と頬を膨らませる。
「成るようにしかならないよ」
「……そうだな」
私の知るシナリオと変わらないとは思うけど、いずれは……。先ずはファブレ公爵家へと足を進めた。
問題は大きくなる
それでも立ち向かわなければならない
世界も、彼らも
一つになるために…