49話 世界よ一つに
夢小説設定
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「そうですわね。今こそ、その時かもしれませんわ」
「陛下たちが話し合いの席を持ってくれれば、エルドラント攻略のための話し合いもできますね」
と、ピオニーへと全員が視線を向ければ、当の本人はどういうことだ?と訝しげな表情を浮かべる。
「ガイ。説明を」
「それはナタリアの仕事だろうが……ま、いいか」
事の説明をガイがいつもの如く始める。その様子をピオニーはふむふむと聞いていた。
「よし、承知した。いつでも日程を空けよう。場所はダアトで構わないか?」
「はい、それがいいと思います」
預言に関する話だから快く承諾してくれた。預言のことだからダアトでと場所を決めたあと、ルークが少し難しい顔をする。
「インゴベルト陛下は事情をご存じだから、次は……テオドーロさんに確認なのか?イオンの方はどうする?」
「そうね。お祖父様にも報告はした方がいいわ」
「一度、イオン様にも確認してからユリアシティに行ってテオドーロさんに報告したらどうかな?」
ダアトで会議をするなら導師であるイオンにも話を通さなければと言えば、誰も反対はせずそうしようということになった。本来ならばイオンはザレッホ火山で死んでしまう。だからテオドーロさんが代わりにとなるのだけど、イオンを生存させることができた今は、イオンに一任しなければならない。
「じゃあまずはダアトに行こうぜ」
「ま、イオン様はあっさりOKしてくれると思うけどね」
「それでも報告はしなきゃだろ?」
そんな会話をしながら謁見の間を後にする。何か忘れているような気がしたけど思い出せない。大したことじゃないのかな?とは言えシナリオの全てを細かく覚えてないし。所々抜けてる割にはここまでやって来たけど。まあ、話が進めばわかると思うけど。