7話 決意に中の鎮魂歌
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「…ふぅ」
オラクルの襲撃から数日、あれから追っ手は来なかった。私はあの夢を見続けていた。おかげで寝不足で、食欲も一向に戻らない。自分でも意外だが、わりとデリケートに出来ていたみたいだ。セントビナーに辿り着いたが、そこには先回りしていた神託の盾がいた。こっちは徒歩、向こうは陸艦。分かってはいたが当然、向こうのほうが早い。
「何で神託の盾がここに?」
隠れて様子を見ながら、ルークが呟く。タルタロスから一番近い街はこのセントビナーだとガイが言えば、ジェイドが眼鏡を光らせた。疑いをかけるジェイドにガイは「卓上旅行が趣味だ」と言った。まだ、門にいるオラクル兵の見張りをどう掻い潜ろうかと考えていると、一台に馬車が街に入っていった。もう一台来ると聞いた私達は街道を少し遡った。
「その馬車、止まれ」
ルークが馬車の前に前に立ちはだかり、馬車を止める。馬車はいきなり飛び出してきたルークに驚き、手綱を引いて馬車を止めた。
「カーティス大佐じゃないですか。それに確か…ルークだったかい、旅の人」
馬車に乗っていたのはローズ夫人。ローズ夫人に事情を説明して荷台に乗せてもらい、私達はセントビナーの街に入った。エンゲーブでのイベントを見ていない私はローズ夫人とは初対面。ローズ夫人にお礼を言って別れた。
「私はマルクト軍の基地に顔を出してきますので、皆さんはここで待っていて下さい」
ジェイドはそう言って軍基地に向かって歩いて行った。マクガヴァン元帥にも会ってみたかったなぁ~。ジェイド坊や、を生で聞きたかった。